ルクレールのクラッシュは故意か!?
予選でポールポジションのタイムを記録した後に、ルクレール+フェラーリがクラッシュした。
直後に、好調なぺースでアタックしていたカルロス・サインツが、ルクレールのフェラーリが止まっているの現場に差しかかった。その瞬間、チームからの“ダブルイエロー ダブルイエロー”という報告の言葉を遮って、サインツは、I CAN NOT BERIEV ITを二度繰り返した。「全然信じられない!!」。
なにが信じられなかったのかと言えば、アタックラップをルクレール+フェラーリのクラッシュで阻止されたことだった。ポールポジションが取れたかもしれない走りを、ポールポジションのドライバーに阻止されたと思った、ということか。
サインツは、“noooo this is unfair”(やめてくれぇ~!! 、これはアンフェアだ)と続け、さらに、“Sorry guys, but this is unfair.”とピットのスタッフを気遣いながら、「でもアンフェアだ」と続けた。
チームから激しいクラッシュだったと聞かされ、「彼の無事を祈るよ」と返した後に、ため息とも唸りとも着かないうぅ~~~、といううめき声を上げた。
信じられない、アンフェアだ、という言葉を聞いた瞬間、2人の仲良し関係は終わったと思った。ここから2人は仲違いしてしまうのではないかと心配した。けれど、最後のうめき声は、“うわ~っ参った”と、事態をうめき声で消し去ってしまおうとしているとも解釈できた。
ミハエル・シューマッハが、ルノーに乗ったアロンソとタイトルを争っていた2006年のモナコで、同じように、アロンソがアタックラップに入っていることを知っていたるはずの最終コーナーでガードレールギリギリに、曲がり切れなかったフリをしてクルマを停め、コースを塞いでアロンソのタイム更新を阻んだ。これと同じようなことをルクレールが狙ったのだろうか。
ルクレールのマシンの破損が激しかったことがその可能性が低いことを示唆しているが、サインツは、現場を見た瞬間にクロと見たのだろう。
真偽はどちらかわからないが、この件をきっかけに、2人の関係が崩れないことを祈りたい。
※手違いでページを削除してしまったため、改めてアップしました。
[STINGER]山口正己
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