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勝田貴元、WRC4位に自信の報告

WRCで闘えることを証明した勝田貴元。

WRC第4戦ポルトガル・ラリーで4位に食い込んだ勝田貴元が、トップカテゴリーのWRカーで初めての出場で4位に食い込んだ快挙にコメントを寄せた。

勝田は、2021WRC開幕から3戦連続で総合6位に入り、前戦のクロアチア・ラリーではベストタイムを2回記録するなど、スピードと安定性とも長足の進歩を見せていた。

今回のポルトガルでは走りのレベルをさらに1段階高め、初日のデイ1で3回のトップ4タイムを記録。ピレリのグラベル用タイヤでのラリーも初めてという初物尽くしをものともせず、タイヤマネジメントもうまくこなしてトップ3に続いた。

WRCに臆せず、超高速のステージを跳ぶ。

土曜日のデイ2も好調にこなし、チームメイトの7度の世界王者セバスチャン・オジエと何度も順位を入れ替え、表彰台も狙えるハイレベルな戦いをこなして、オジエと僅か1.5秒差の総合4位に食い込んだ。

GAZOO RACINGでは、“最終日の日曜日は完走して経験を積むことを優先し、順位を落とすことなく最後まで走りきった”、との報告を上げているが、最終ステージの日曜日には、現役最強ドライバーのセバスチャン・オジェーと激しい闘いを展開しているところで、ラトバラ監督から「キミは4位でいいんだ」となだめられ、1.5秒の差を保ったままでゴールした。

最後までオジェーと闘かったらどうだったのか。次の機会には、がっぷり四つの闘いを期待しておきたい。

勝田貴元
「この週末はいい戦いができたと思います。難しいラリーで、どのステージも非常にトリッキーでした。土曜日の夜に1度だけ危ない場面がありましたが、大きな問題はなく乗り切ることができましたし、チームはいつものように素晴らしい仕事でクルマを直してくれました」

「今回は、決して楽な週末ではなかったですし、特に最終日は自分にとって厳しいものでしたが、それでもキャリア最高の結果で走り終えることができました」

「また、トップドライバーたちと一緒に戦えたことも嬉しく思います。以前と比べれば確実に一歩前進したと思いますが、まだまだ改善すべきことは多いので、正しい方向に進み続けるために、これからも努力し続けます」

成長を認識し、さらに上を目ざす勝田貴元。F1の角田裕毅ともども、日本代表に期待がかかる。

[STINGER]山口正己
photo by GAZOO RACING

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