カストロネベス、4回目の勝利で、久々の金網登り!!
5月30日に決勝レースを行なった第105回インディ500で、エリオ・カストロネベスが、アレックス・パロウを振り切って、4回目のthe500優勝を飾った。2回目の2年連続優勝と最年長ウィナーの記録も産んだ。
レースは、中盤からシボレーエンジンのフィリックス・ローゼンクビストとコナン・デイリーがリードしていたが、燃費に優れるホンダ・パワーにモノを言わせたカストロネベスとアレックス・パロウが抜けだして熾烈な攻防戦を展開、いつものように最後の最後に決着ドラマが待っていた。
2位のアレックス・パロウは、「エリオにおめでとうを言いたい。最後の闘いは、ここでたくさんの経験を持っているエリオとのバトルでたくさんのことを学んだので、次に活かしたい」と笑顔で語った。
2017年と2020年のウィナーの佐藤琢磨は、燃費走行を続け、最終ピットの前に223マイル/hで最速を記録、最後にスパートをかけて3勝目を狙ったが、チームとの作戦がうまくかみ合わず14番手に甘んじた。
[STINGER]山口正己
photo by Andreti Autosport