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スコット・ディクソン史上最速でポールポジション!!

4度目の最速男スコット・ディクソン。

インディ500の予選2日目のトップ9で争われるポールデイで、スコット・ディクソンが4周の平均速度231.685mphのインディ500史上最速を記録、NTT P1アワードを射止め、28日の決勝でポールポジションからのスタートを決めた。

6度のNTTインディカー・シリーズチャンピオンのディクソンのインディ500ポールポジションは、2008年、2015年、2017年に続いて4回目。リック・メアーズ、AJフォイト、エリオ・カストロネベスに次ぐ記録となる。

また、ディクソンが所属するチップ・ガナッシ・レーシングとしては、インディ500で6回目のポールポジション。他の2回は、1993年のアーリー・ルエンダイクと2002年のブルーノ・ジュンケイラが奪っている。

「インディ500でポールを獲得するのは、最も難しい」とディクソン。「チームはそのためのクルマを用意するのに多くの資金と労力を注ぎ、今日の結果を誇りに思うはずだ。とはいえこれは単なる予選で、大切なのは決勝で勝つことだ」

ディクソンとともにフロントローからスタートするのは、21歳のコルトン・ハータと20歳のリナス・ヴィーケイ。100年を超えるインディ500史上、最も若い最前列スターターの2人になる。

土曜日に激しいクラッシュを喫したアレックス・パロウは、元気な姿を見せて2列目6位に着け、3列目には、インディ500ウィナーのライアン・ハンターレイとエリオ・カストロネベスが、F1出身のマーカス・エリクソンとともに並び、チップ・ガナッシ・レーシングは、ディクソン、カナーン、パロウ、そしてエリクソンを3列目までに並べた。

また、5月28日金曜日に予定されていたカーブデーは、コロナ禍の影響で中止されるため、33台の出場者は、1週間以上のインターバルを置いていきなり300km/hの闘いを強いられることになり、『鉄の心臓と鉛の右足』と言われる超高速スペクタクルは、いつも以上の緊迫ムードの中でスタートする。

[STINGER]山口正己
photo by INDYCAR

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