フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ最強時代確立
2021F1GP第8戦シュタイヤーマルクGPの決勝レースが、レッドブル・リンクで行なわれ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがF1通算6勝目、レッドブル・リンクでの3勝目を飾った。
フェルスタッペン+レッドブル・ホンダは、ポールポジションからさらに好スタートを切り、ハミルトン+メルセデスをまったく寄せつけない駿足を見せた。
しかし、ハミルトンは、王者の維持を見せ、71周レースが70周に入ったところで新しいソフトタイヤに交換、最終ラップにファステストラップを記録して、1ポイントを獲得した。
終盤のハイライトは、3位ボッタス+メルセデスに迫ったペレス+レッドブル・ホンダの追い上げ。残り16周のところでピットインして新しいタイヤを得たペレス+レッドブル・ホンダは、ファステストラップを連発して追い上げ、残り10周で12秒あったボッタス+メルセデスとの差をじりじりとを縮めて背後に着けたが、追い越すまでには1周足らなかった。
6番手の好位置からスタートしたガスリー+アルファタウリ・ホンダは、スタートでダッシュが効かずに大きく後退、さらに後続のルクレール+フェラーリとの接触でリヤタイヤを傷めてピットイン。サスペンションも破損していてそのままガレージでリタイアとなった。
角田+アルフエタウリ・ホンダは、タイヤを労るていねいなドライビングで予選後の約束通り完走し、10位に食い込んで、チームに貴重な1ポイントを持ち帰った。
F1GPは先週のフランスGPから3連戦に入り、5日後には、同じレッドブル・リンクで第9戦が始まる。
◆F1GP第8戦シュタイヤーマルクGP結果
1. フェルスタッペン+レッドブル・ホンダ
2. ハミルトン+メルセデス
3. ボッタス+メルセデス
4. ペレス+レッドブル・ホンダ
5. ノリス+マクラーレン
6. サインツ+フェラーリ
7. ルクレール+フェラーリ
8. ストロール+アストンマーチン
9. アロンソ+アルピーヌ
10. 角田+アルフエタウリ・ホンダ
11. ライコネン+アルファロメオ
12. フェッテル+アストンマーチン
13. リカルド+マクラーレン
14. オコン+アルピーヌ
15. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
16. シューマッハ+ハース
17. ラティフィ+ウィリアムズ
18. マゼピン+ハース
—-以下、リタイア
ラッセル+ウィリアムズ
ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
[STINGER]山口正己
photo by Max Verstapen