王者の憧れ、マリオとアスカリのフェラーリ
『グッドウッド・フェスティバルofスピード』2021の最終日、幾多の興奮の最後を飾ったのは、F1GPが始まった1950年にアルベルト・アスカリが乗ったフェラーリ126のコクピットに納まったマリオ・アンドレッティ。
アンドレッティは、1970年のフェラーリ・チーム移籍緒戦でいきなりポールポジションを奪い、1978年にロータス78でワールドチャンピオンをする歴史を創っているが、フェラーリ126に乗って、「アスカリは、デビューしたときに憧れのドライバーだったからね」とご満悦。81歳のモーターレーシングのレジェンドは、まるで子供のように興奮を隠さず、『グッドウッド・フェスティバルofスピード』がいかに深く壮大なイベントであるかを証明した。
[STINGER]山口正己
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