イギリスGPは、今年のフェラーリのベストレース!!
スクーデリア・フェラーリにとって、2021年7月18日にシルバーストーンで行なわれたイギリスGPは、今年ベストのレースになった。
スクーデリア・フェラーリは、“SF21に適さないはずのコースで、シャルル・ルクレールが2位、カルロス・サインツが6位でゴール。合計26ポイントの今シーズン最大のポイントを獲得した”ことで、チームは胸を張ってマラネロに凱旋した。
F1キャリア13回目、今シーズン初の表彰台を得たルクレールは、オープニングラップのフェルタッペンとハミルトンの接触でトップにたち、52周レースのほぼすべてを好調なペースでリード。特に、フェルタッペンとハミルトンの接触で赤旗中団になった後に交換したミディアムタイヤの最初のスティントでは、ハミルトンとの適度なギャップを管理していた。
赤旗中断のピット作業でタイヤを交換、フロントウィングを修復したハミルトンがペースを上げてハードに切り替えた後、状況は変わり、残り3周でハミルトンがルクレールに追いついてオーバーテイク、ルクレールは、残り周回で逆転不可能なことを理解して失望したが、チームはルクレールの素晴らしいパフォーマンスに満足し、「それは、彼を“Race of the day”に選んだファンの意見でもあった」とコメントした。
一方のサインツも、リカルド+マクラーレンより長い最初のスティントを好ペースでこなし、ミディアムタイヤで競争力があった。ピットストップでタイムロスがあってリカルド+マクラーレンにポジションを譲った。サインツは再びリカルド+マクラーレンに追いついたが、追い越すための最高速度に欠け、レース終盤に苛立ちを感じにことになった。
F1GPは、夏期休暇の前にもう1戦、2週間後の8月1日にオンガロリンクで決勝レースを迎えるハンガリーGPを残している。
【STINGER】
Photo by Ferrari S.p.A / FERRARI MEDIA