ハンガリーGP初日ピックス
2021F1GP第11戦ハンガリーGPが開幕、初日の金曜日は30℃を越す灼熱のオンガロリンク・サーキットで1時間×2回のフリー走行が行なわれ、拮抗したタイム合戦を展開した。
◆トップ2をメルセデスのバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンが占め(ボッタスが前!!)、3番手にマックス・フェルタッペンのレッドブル・ホンダが続き“いつも通り”だったが、4位以下は、興味深いオーダーになった。
◆初日に目を引いたのは、アルピーヌ・ルノーの二人、4位にエスティバン・オコン、7位にフェルナンド・アロンソが食い込んだが、ここ数戦アロンソに先を譲っていたオコンが前、チーム・バトルを楽しみなものにした。
◆逆に、マクラーレンに輝きがなく、ランド・ノリスが9番手、ダニエル・リカルドが13番手に甘んじた。
◆角田裕毅+アルファタウリ・ホンダは、軽度に見えたフリー走行1のスピン/クラッシュで壊したマシン後部の修復に時間を取られ、ノータイムのままだったが、残り2分でコースイン、1周だけのアタックで17番手のタイムを記録することができた。周囲とのタイム差を見ると、予選で怠りなくアタックできれば、12番手辺りに入れることが想定できた。
◆角田のチームメイトのピエール・ガスリーは、いつも通りにマシンのポテンシャルをいかして6番手。ここでも着実なスピードを証明した。
◆アロンソ+アルピーヌに続いて、アストンマーチンのセバスチャン・フェッテルが6番手、ランス・ストロールも10番手で速さを見せた。
◆結果的には15番手の結果になったが、ウィリアムズのジョージ・ラッセルが、随所で巧さと速さを見せ、ここ数戦に続いてQ3進出を期待させた。
[STINGER]山口正己
photo by MERCEDES