ライブタイムメモ/2021F1GP第11戦/ハンガリーGP/オンガロリンク/決勝
◆ライブタイムメモ
2021F1GP第11戦
ハンガリーGP
オンガロリンク・サーキット
決勝
<14時30分>(日本時間21時30分)
2021F1GP第11戦ハンガリーGPの決勝を間近に控えたブダペストのオンガロリンク・サーキットは、気温30℃、路面温度は40℃+。
2時間ほど前に軽く雨が落ち、天気予報には傘のマークが見えている。
<14時30分>
昨日の路面温度60℃とは打って変わった過ごしやすいコンディション。これがどう影響するのだろうか。
メルセデスとレッドブル・ホンダの先陣争いに加えて注目は、ガスリー+アルファタウリ・ホンダ、ノリス+マクラーレンなどの中堅の闘いだ。
もちろん、16番手からの角田裕毅+アルファタウリ・ホンダの追い上げも!!
<14時34分>
上空からポツリポツリと雨が来た。グリッドでは、雨よけのテントが張られている。
<14時39分>
セフティカーのウィンドウに雨粒が目立ち、スタンドには傘の鼻が咲いている。
<14時44分>
ハンガリー国歌吹奏。
雨足が強まり、スタンドは雨具で埋められた。
☆☆ 雨が強まると不確定要素が増えて、意外なドライバーの活躍が見られるかも。たとえば、ガスリー+アルファタウリ・ホンダ!?
☆☆ レースペースのいいマクラーレン、特にランド・ノリスからも目が離せない。
<14時57分>
狭くて追い越しが難しいオンガロリンク。まずは、スタート奪取が肝心。スタート地点から1コーナーまでに距離があるのもハンガリーGPの見どころのひとつだ。
<15時00分>
フォーメーションラップ開始。
雨は小やみ。全員インターミディエイト・タイヤ。
☆☆ 天気予報は、この後、ざっと来ると言っているが、どうか。
<15時03分>
スタート!!
ハミルトン+メルセデスがいいスタートを切ったが、後方で1コーナーを曲がれないマシンが5~6台。ノリス+マクラーレンがボッタス+メルセデスに後ろからつつかれた。ガスリー+アルファタウリ・ホンダも巻き添え、接触はしなかったが、大きく逃げてグラベル走行を強いられた。
セフティカー!!
☆☆ ボッタス+メルセデスとルクレール+フェラーリが停まっている。
☆☆ 【接触状況】ボッタス+メルセデスがノリス+マクラーレンに追突して、ノリス+マクラーレンがフェルタッペン+レッドブル・ホンダに、ボッタス+メルセデスがペレス+レッドブル・ホンダにサイドから接触。
<15時06分>
フェルタッペン+レッドブル・ホンダはピットインしたが、ピット出口で
フロントウィングのパーツ(バージボード)を落とした。
<15時07分>
赤旗。
☆☆ フェルタッペン+レッドブル・ホンダの痛手は大きい。ペレス+レッドブル・ホンダはコース上に立ち往生。レッドブル・ホンダ、踏んだりけったり。
1. ハミルトン+メルセデス
2. オコン+アルピーヌ
3. フェッテル+アストンマーチン
4. サインツ+フェラーリ
5. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
6. ラティフィ+ウィリアムズ
7. アロンソ+アルピーヌ
8. ラッセル+ウィリアムズ
9. ライコネン+アルファロメオ
10. シューマッハ+ハース
11. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
12. リカルド+マクラーレン
13. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
14. マゼピン+ハース
15. ノリス+マクラーレン
16. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
—-以下、リタイア
ペレス+レッドブル・ホンダ
ストロール+アストンマーチン
ルクレール+フェラーリ
ボッタス+メルセデス
<15時19分>
ビットガレージに戻ったノリス+マクラーレンだったが、修復不能としてリタイアを決めた。
<15時26分>
フェルタッペン+レッドブル・ホンダはグリッド上でクルーがテープと接着剤で応急修理を手際よく進めている。
☆☆ レッドブルは、去年と同じく、スタートの混乱で慌ただしい修復作業を強いられている。
<15時29分>
雲の切れ目から太陽がチラチラと顔を出し、路面が乾き始めている。
<15時31分>
タイヤウォーマーが外された。
<15時32分>
セフティカー先導で周回を始めた。
☆☆ コースは乾き始め、コース上を15台が回っている。スタンディングスタートが報告された。
<15時35分>
リスタート。
ただし、グリッドはハミルトン+メルセデスだけ。他は、1周した後に全車タイヤを求めてピットインしている。奇妙な光景。
<15時36分>
ハミルトン+メルセデスがピットイン。
1. ハミルトン+メルセデス
2. オコン+アルピーヌ
3. フェッテル+アストンマーチン
4. ラティフィ+ウィリアムズ
5. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
6. ラッセル+ウィリアムズ
7. サインツ+フェラーリ
8. アロンソ+アルピーヌ
9. ライコネン+アルファロメオ
10. リカルド+マクラーレン
11. シューマッハ+ハース
12. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
13. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
14. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
15. マゼピン+ハース
以下、リタイア
ピットアウトしようとしたマゼピン+ハースがジオヴィナッツィ+アルファロメオと当たってリタイア。
<15時40分>
ハミルトン+メルセデスは14番手にいるが、ガスリー+アルファタウリ・ホンダに抜かれた。
70周目レースの9周目
1. オコン+アルピーヌ
2. フェッテル+アストンマーチン
3. ラティフィ+ウィリアムズ
4. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
5. サインツ+フェラーリ
6. アロンソ+アルピーヌ
7. ラッセル+ウィリアムズ
8. ライコネン+アルファロメオ
9. リカルド+マクラーレン
10. シューマッハ+ハース
11. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
12. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
13. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
14. ハミルトン+メルセデス
<15時44分>
ハミルトン+メルセデスがジオヴィナッツィ+アルファロメオをパスして13番手へ。
☆☆ ハミルトン+メルセデスの目前に、フェルタッペン+レッドブル・ホンダとガスリー+アルファタウリ・ホンダがいるが、簡単には抜けない。
☆☆ フェルタッペン+レッドブル・ホンダはシューマッハ+ハースに引っかかっている。
<15時50分>
ペン+レッドブル・ホンダが強引に当てながらシューマッハ+ハースをパス。
ガスリー+アルファタウリ・ホンダからチームに「風が強くなっている」とチーム無線。
☆☆ ハミルトン+メルセデス、1コーナーでややオーバーラン。
<15時53分>
16周目
ハミルトン+メルセデスがシューマッハ+ハースをパスして11番手へ。
☆☆ ハミルトン+メルセデス、ファステストラップ。
<15時58分>
20周目
ハミルトン+メルセデスがピットイン、ミディアムからソフトへ。
<16時00分>
70周レースの21周目
リカルド+マクラーレンとフェルタッペン+レッドブル・ホンダがピットイン。
ハミルトン+メルセデスが前に出た!!
22周目
1. オコン+アルピーヌ
2. フェッテル+アストンマーチン
3. ラティフィ+ウィリアムズ
4. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
5. サインツ+フェラーリ
6. アロンソ+アルピーヌ
7. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
8. シューマッハ+ハース
9. ハミルトン+メルセデス
10. ラッセル+ウィリアムズ
11. リカルド+マクラーレン
12. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
13. ライコネン+アルファロメオ
14. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
<16時03分>
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダがピットイン。
☆☆ 7番手でコースに戻った。
<16時05分>
25周目
ハミルトン+メルセデス、ファステストラップ更新。
現在8番手だが、前のラティフィ+ウィリアムズはタイヤ交換をしていない。
<16時08分>
ハミルトン+メルセデスがラティフィ+ウィリアムズをキャッチして7番手へ。前は角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ。差は1.6秒。
<16時11分>
29周目
ハミルトン+メルセデスが角田裕毅+アルファタウリ・ホンダのDRSゾーンに入った。
<16時13分>
31周目
ガスリー+アルファタウリ・ホンダがピットイン。
<16時15分>
ハミルトン+メルセデスが角田を交わして5番手へ。
33周目
1. オコン+アルピーヌ
2. フェッテル+アストンマーチン
3. アロンソ+アルピーヌ
4. サインツ+フェラーリ
5. ハミルトン+メルセデス
6. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
7. ラティフィ+ウィリアムズ
8. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
9. シューマッハ+ハース
10. ラッセル+ウィリアムズ
11. リカルド+マクラーレン
12. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
13. ライコネン+アルファロメオ
14. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
<16時19分>
35周目
シューマッハ+ハースがピットイン。
<16時21分>
37周目
フェッテル+アストンマーチンがピットイン。
38周目
オコン+アルピーヌがピットイン、2.3秒の駿足作業で2番手でコースに戻った。トップはアロンソ+アルピーヌ。
40周目
アロンソ+アルピーヌがトップからピットイン。5番手でコースに戻った。
41周目
1. オコン+アルピーヌ
2. フェッテル+アストンマーチン
3. サインツ+フェラーリ
4. ハミルトン+メルセデス
5. アロンソ+アルピーヌ
6. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
7. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
8. ラティフィ+ウィリアムズ
9. ラッセル+ウィリアムズ
10. リカルド+マクラーレン
11. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
12. ライコネン+アルファロメオ
13. シューマッハ+ハース
14. ジオヴィナッツィ+アルファロメ
41周目
フェルタッペン+レッドブル・ホンダがピットイン。12番手でレースに戻った。
42周目
アロンソ+アルピーヌがファステストラップ。
<16時35分>
ハミルトン+メルセデスはサインツ+フェラーリのDRSゾーンにいるが、抜くには至らない。
<16時37分>
48周目
ハミルトン+メルセデスがピットイン。ハードからミディアムに交換。5番手でアロンソ+アルピーヌの後ろでコースに戻った。
<16時39分>
70周レースの50周目
フェッテル+アストンマーチンがトップのオコン+アルピーヌに並びかけてプレッシャーをかけている。
<16時47分>
ハミルトン+メルセデスがアロンソ+アルピーヌをせっついているが、手練のアロンソ。ハミルトンは手こずっている。
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダが、「ガスリーがダーティエアにはまっで遅すぎる。なんで前に出させたんだ!!」とチーム無線で絶叫。
<16時49分>
57周目
ハミルトン+メルセデスが引き続きアロンソ+アルピーヌを攻める見応えあるバトル。しかし、アロンソは隙を与えない。
<16時53分>
残り10周
1. オコン+アルピーヌ
2. フェッテル+アストンマーチン
3. サインツ+フェラーリ
4. アロンソ+アルピーヌ
5. ハミルトン+メルセデス
6. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
7. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
8. ラティフィ+ウィリアムズ
9. ラッセル+ウィリアムズ
10. リカルド+マクラーレン
11. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
12. ライコネン+アルファロメオ
13. シューマッハ+ハース
14. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
<16時55分>
61周目
フェルタッペン+レッドブル・ホンダがリカルド+マクラーレンの前に出た。ポイント圏内へ。
<16時58分>
アロンソ+アルピーヌとハミルトン+メルセデスの頂上バトル。場内大声援。
<17時00分>
66周目
アロンソ+アルピーヌが、1コーナーのアプローチでかすかに左前輪から白煙、ハミルトン+メルセデス、すかさず前へ!!
<17時03分>
ハミルトン+メルセデスがDRSを使ってサインツ+フェラーリを攻略。ギリギリのせめぎ合い。ピットから奇声。
残り2周
1. オコン+アルピーヌ
2. フェッテル+アストンマーチン
3. ハミルトン+メルセデス
4. サインツ+フェラーリ
5. アロンソ+アルピーヌ
6. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
7. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
8. ラティフィ+ウィリアムズ
9. ラッセル+ウィリアムズ
10. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
11. ライコネン+アルファロメオ
12. リカルド+マクラーレン
13. シューマッハ+ハース
14. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
エスティバン・オコン、初優勝。フェッテル+アストンマーチン、ハミルトン+メルセデスが続いた。
フランス人がフランスメーカーで優勝はアラン・プロスト以来。
ガスリー+アルファタウリ・ホンダが最終ラップでハミルトンのタイムを更新してファステストラップ。
オコンは、ピットレーンに入らずに1コーナー手前にマシンを停めて、表彰台に向かって走った。
軽量場所に戻ったオコンを、ずっと待っていたアロンソ、フェッテル、リカルド、ハミルトンが祝福。ハッピーなエンディング。
123回目の表彰台のフェッテル「彼(オコン)はまったくミスをしなかった」。
最後尾から壮絶な70周を闘ったルイス・ハミルトンに、スタンドから大きな拍手が巻き起こった。「全力を出したので、何も残っていません」。
ルイス・ハミルトンは、マックス・フェルタッペンを逆転してポイントリーダーに返り咲いた。
オコン
「優勝は最高。チームにはありがとうしかない。フェルナンドのお蔭でもあるので、ありがたい。一緒に仕事をしてフェルナンドは最高。一緒にチームをよくするために、いろいろ教えてもらって本当にいい人です」
「明日の朝実家に帰って両親に優勝を報告します」
オコンの初優勝、ガスリーがファステストラップ、アロンソが見事なテクニックを見せ、ハミルトンが力を発揮した素晴らしいレースだった。
[STINGER]山口正己