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タイヤから見たハンガリーGP–byピレリ

70周のレースを牛耳ったオコン+アルピーヌ。

ドラマチックな展開となったハンガリーGP。エスティバン・オコンのアルピーヌが、インターミディエイト・タイヤでスタートし、直ぐにミディアムに交換、ハードとつないで70周をこなして初優勝した。

キーポイント
• アルピーヌのエステバン・オコンが、劇的なハンガリーグランプリを制し、Formula1初優勝を飾った。ウェットコンディションの下、アルファロメオのアントニオ・ジョヴィナッツィ以外の全ドライバーが、Cinturatoグリーン・インターミディエイトを装着してスタートしたレースは、第一コーナーでの多重事故により赤旗中断。この中断中、各チームはタイヤ交換とマシンの補修を行なうことができた。

• リスタート時のトップグリッドに位置したメルセデスのルイス・ハミルトンのみが、インターミディエイトでグリッドからスタートし、他のドライバーはミディアムタイヤへ交換してピットレーンからスタートする変則的な展開。ハミルトンは、リスタート後の1周目にピットインしてミディアムへ交換、最後尾まで後退したものの、その後、ハード – ミディアムとつないで猛追し、最終的には3位でフィニッシュした。

• オコン+アルピーヌは、2回目のフォーメーションラップ後、C3コンパウンドのP Zeroイエロー・ミディアムタイヤで効果的なスタートを切り、37周目にC2コンパウンドのP Zeroホワイト・ハードタイヤへ交換。オコンと同様の戦略で僅差の2位を獲得したアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは、オコン+アルピーヌより1周早い36周目にピットストップを行なった。

• 記録的な高温の金曜日、引き続き暑いコンディションの土曜日を経て、日曜日のスタート時は、雨混じりの気温28℃、路面温度32℃のコンディション。その後、路面温度は40℃まで上昇した。

各コンパウンドのパフォーマンス

• ハード C2
大半のドライバーがレースの後半で使用し、ハードでの50周近いスティントも見られた。
• ミディアムC3
最初にミディアムを使用したドライバーは、フォーメーションラップ後にタイヤ交換を行なったジョヴィナッツィ。リスタート後、全ドライバーがミディアムを使用した。ハミルトンとレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ファイナルスティントでもミディアムを使用した。アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、36周の長いスティントをミディアムで走行している。
• ソフト C4
アルファロメオのキミ・ライコネンとアルファタウリのピエール・ガスリーのみが、ファイナルスティントでソフトタイヤを使用。ガスリーは、ファイナルスティントでファステストラップポイントを獲得した。不安定な天候が、耐グレイニング性能の高い、硬めのコンパウンド使用を促進した。

ピレリ F1およびカーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「スタート直前でもレースの予測は難しい状況でした。今日のコンディションの参考になる材料を誰も持ち合わせていなかったことから、レースはまったく未知の領域で始まりました」

「スタート時の路面状況ではインターミディエイトの選択が適切でした。しかし、赤旗中断中に急速に
路面が乾いたことによって、リスタート後はドライレースのコンディションとなりました。リスタート後を”実質的な“レースとすると、ミディアム – ハードの1ストッパーが見られた一方、ハミルトンやフェルスタッペンのように、異例のレース状況によって後退を強いられたドライバーたちは、2ストップのスプリント戦略を採りました。初優勝を飾ったエステバン・オコンとアルピーヌを祝福します」

【STINGER】
photo by PIRELLI

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