オコンがハンガリーかち持ち帰った大きなお土産
8番手グリッドからハンガリーGPをスタートしたオコンは、アクシデントで上位が消えたチャンスを見逃さずに有効に活かして、優勝。ハンガリーGP独特のホロハーザの陶器製トロフィーだけではない、大きな収穫を持ち帰った。
アルパインのチーム非常勤取締役を務めるアラン・プロストは、その日パリにいて、残念なことに、エスティバン・オコンの初勝利をオンガロリンクで祝えなかったが、「エスティバン本人を、含め、アルパイン・ルノー・チームのために非常にいい影響を与えてくれ」と語った。
プロストは、「エスティバンの優勝は、チームの本拠地があるエインストンの全員の士気を高めるのにとても効果的でした」とフランスのTVのカナル+にコメントした。「それだけでなく、アルパインというブランドに対しても、重要な勝利になった。ここ数週間のプレッシャーに耐え、困難を乗り越えたことは本当に嬉しい」と、喜びも一入だった。
ハンガリーGPが夏休み前のレースだったことで、チームのメンバーはいい気分でサマーブレイクを過ごしてリフレッシュして後半戦に臨める。
こうしたタイミングを含めて、「エスティバンの中で、真のグランプリ・ウィナーの階段を上がるための“革新”が起きるはず。F1GPの初勝利は、ウィナーを別次元に入るからね」。4度のワールドチャンピオンは期待を膨らませた。
【STINGER】
photo by ALPINE F1 TEAM