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2021F1GP前半戦の通信簿・その1/3 ドライバーの成績–ハミルトンとフェルタッペンだけではない!!

闘いの中心はこの二人だが、それだけではない。

◆がっぷり四つの頂上対決
第11戦ハンガリーGPが終了した時点で、2021F1GPの前半戦が終了した。まずは、ルイス・ハミルトン+メルセデスvsマックス・フェルタッペン+レッドブル・ホンダの図式でシーズンを折り返した。

二人の闘いは熾烈を極め、11戦が終わったところで、ハミルトン195vsフェルタッペン187と僅か8点差でしのぎを削っている。

ハミルトン+メルセデス優位に見えるが、第11戦でフェルタッペン+レッドブル・ホンダがリタイアしてポイントを加算できず、辛くもファステストラップの1点を加えただけだったのに対して、ハミルトン+メルセデスは、最後尾に落ちながら鬼神の追い上げ劇を展開して3位でゴール。2位に食い込んだセバスチャン・フェッテル+アストンマーチンが、燃料残量が足らなかったカドで失格になって2位に繰り上がって18ポイントを加算した結果だった。

第10戦まではフェルタッペンがリードしていたところを逆転された。つまり、二人の差はないと言える。いや、ハンガリーGPの流れとしては、シーズンが進むに連れて調子をあげてきてポールポジションを奪ったフェルタッペン+レッドブル・ホンダが、現段階の力としては上にも見える。

だが、8月1日のハンガリーGPから次の第12戦ベルギーGPまでのほぼ1カ月の夏休みの間に、メルセデスが王者の力を取り戻して後半戦も2台は拮抗したバトルを見せてくれることになるはずだ。

◆ノリスの躍進
2人のトップ争いからは若干水を開けられているが、ランド・ノリス+マクラーレンの活躍は、前半戦のハイライトとして挙げておきたい。ハンガリーGPでは惜しくもリタイアを喫したが、第10戦まで全戦ポイントを獲得している。

ここ数年の勢力図は、メルセデスとレッドブル・ホンダのがっぷり四つ、ちょっと離れてフェラーリという図式で進んでいる。つまり、トップ6は指定席になっているが、ノリスはその状況の中でシリーズ3位。F1を統括するステファノ・ドメニカリ校長は、通信簿の備考欄にでっかいハナマルを付けるに違いない。

◆2021年前半戦ドライバーズ・ポイント(第11戦終了時)

◆ラッセルの踏ん張り
ハナマルといえば、もう一人、非力なウィリアムズで、土曜日まではトップ10入りが珍しくないウィリアムズのジョージ・ラッセルも輝きを何度も見せている。

ポイントは、11戦で4点だけだが、マシンのポテンシャルとしては20台中の17番手のはず。前半の締めくくりのハンガリーGPでついに9位入賞、来年のメルセデス入りへの期待を大きく加速した。

◆角田裕毅のポジション
開幕戦のバーレーンGPでいきなり入賞、第6戦のアゼルバイジャンGPでは7位に食い込んで期待を煽った久々の日本人。スクーデリア・アルファタウリAT02ホンダの完成度の高さもあって順調に映っていた。その期待は日本からの身びいきだけでなく、海外のファンからの熱い視線も込めてのだ。つまり、『本物』の呼び声が高かったということだ。

しかし、チームメイトのピエール・ガスリーの好成績に対抗心を燃やし過ぎ、経験を重ねて上向きになるはずの成長ラインが乱れ始めた。ガスリーが着実にマシンの力を最大限に活かしきり、50ポイントを積み重ねてシリーズ8番手に付けているのに対して、角田裕毅は18ポイントで13番手と明確な差を付けられている。

だが、角田本人もそのことを重々理解していて、後半戦に向けて「エンジニアとよく話し合って、反省点を見つけ出して後半戦は別の展開にしたい」と、心機一転巻き直しを期している。

それぞれのドライバーの闘いは、分かりやすいオモシロさを内包して後半戦の開始を待っている。

[STINGER]山口正己
photo by PIRELLI

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F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン105ポイント
2位ルイス・ハミルトン101ポイント
3位ランド・ノリス56ポイント
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1位レッドブル・ホンダ149ポイント
2位メルセデスAMG148ポイント
3位マクラーレン80ポイント

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