スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの二人のスパ
8月1日のハンガリーGPを終えたF1GPは、ほぼ1カ月の“休暇”を挟んで8月29日のベルギーGPで後半戦に突入する。
後半戦の最初の舞台は、難攻不落のスパ-フランコルシャン。7kmを超えるアイフェル山脈の激しいアップダウンと屈曲したコースでの闘いは、マシンととパワーユニット、そしてもちろんドライバーに厳しい試練を要求する。
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの二人は、だからこそ、闘いに燃えている。
ピエール・ガスリー
「ドライバーとして、コースに戻る時、最後のレース結果を考えるので、ブダペストのハンガリーGPの結果は、サマーブレイクの間ずっとそれを楽しんでシーズン後半戦にとてもいいイメージになりました」
「オンガロリンクでは、予選5番手、これはトップ2のレッドブル・ホンダとメルセデスの次の1番目でした。レースはアンラッキーで、スタート直後の第一コーナーで混乱を逃れるために遅れてしまい、パフーォマンスを発揮できなかった」
「でも、その後反撃して5位でゴールでき、偉大な戦いになっただけでなく、チームの2台がポイントを獲得したことはとても重要で、シリーズポイントで8位につけることができてとても満足できる結果でした」
「ハンガリーGPの後は、何人かのドライバー仲間とリラックスのためのスペインで過ごし、小さいころからの友人と過ごしたフランスのルーアンに帰って、休息とともに、レーニングプログラムもこなしました。後半戦は、連戦続きの後半戦で、フィットネスが非常に重要で、その準備はバッチリです!!」
「スパで、再び競争が始まるのはいいことです。スパは私の好きなコースで、これまでもずっといいレースができています。
「特に、シングルシーターのF4で最初に優勝したのがここだったことを覚えています。2019年のアンソニー(ユベール)のことを決して忘れることはないけれど、たくさんのいい思い出もあります」
「コースレイアウトは、信じられないレベルで、いい闘いが行なわれます。ハンガリーGPでいい結果を得たのに続いて、楽しかったサマーブレイクの後に、ここから闘いを始め、超多忙なトリプル・ヘッダーに向けて、完全に充電が完了しています」
角田裕毅
「シーズン前半はとても興味深くて、予想外なことばかりだったけれど、みんな楽しい思い出です。考えていたことになかなかマッチしなくて上がったり下がったりで、パフォーマンスを発揮することができなかったけれど、チームとしてポイントを獲得できたのでハッピーです。後半戦に向けて、この調子をキープしたいです」
「ハンガリーGPの後、オンガロリンクと次の3連戦のコースを比較検討するために、ミルトンキーンズのシミュレーターに直行し、その後でイタリアに行き、ファエンツァの工場のすぐそばの新しい家の引越作業をしました」
「スパが楽しみです。スパは非常にいい思い出があるコースですからね。去年のF2の優勝や、2019年のF3で初めて表彰台に乗った思い出のコースですから、好きなコースなので、楽しみです」
「スパは、F1でも特別な感覚を味わえるサーキットだと思います。特に、オールージュをどう走るかた、とても興味があります」
【STINGER】
photo by Jiri Krenek/activepictures