難攻不落のスパが見逃せない!!
2021F1GP後半戦が、いきなりスパ-フランコルシャンという絶好の舞台から始まる。
ホンダの田辺豊治テクニカル・ディレクターとレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホナーはそろって、レッドブル・ホンダとしての50回目のスパ-フランコルシャンに、闘志を込めたコメントを届けてくれているが、その記念すべき50戦目が、他のコースではなく、ドライバー全員が最もチャレンジングといって憚らないスパ-フランコルシャン、ドラマの舞台としては格好のシチュエーションだ。
スターティンググリッドでは、50回目という記念すべきレースであることを認識していつも以上にテンションを上げたドライバー達の果敢な、スロットル・ワークが観られるはずだ。だれがどんな芸当を見せてくれるのか、意外なドライバーが、オッ!!と思う闘いを展開してくれるかもしれない。
レッドブルの二人はもちろん、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのふたりにも、その期待をかけておきたい。サマーブレークで溜め込んだエネルギーがどんな爆発を見せるのか。
フェルタッペン+レッドブル・ホンダとハミルトン+メルセデスに続いてグリッドに並ぶのは、ノリス+マクラーレンか。ガスリー+アルファタウリ・ホンダがそこに続き、角田裕毅も1桁を狙ってくる。珠玉のグリッドから放たれた20台が、オールージュに飛び込むサマを想像すると、今から心拍数が上がりはじめた。
セッションは、金曜日の11時30分(日本時間18時30分)に始まる。
[STINGER]山口正己
photo by Honda