ラッセル殊勲の予選2位!!–ベルギーGP予選
2021F1GP第12戦ベルギーGPの予選は、雨に翻弄されながら、激しい闘いを展開した。
ノリス+マクラーレンのアクシデントで、コース修復のために赤旗中断となり、40分ほどでタイヤ・バリアなどが修復され、おが屑でオイルを吸う処理も行なわれ、雨が降り続く極めて不安定な状況の中で、残り9分間のQ3が劇的に展開した。
天気予報が5分後に雨が強くなると伝えていたことで、ノリスを除く9人は、ウェット路面のスパ-フランコルシャンをいつも以上のテンションで走り始めた。
路面はウェットタイヤで走る状況だったが、コース前半の高速区間でタイムを稼くために、全車がインターミディエイト・タイヤ履いていたことも緊迫感を高くした。
ここまではいつもの展開だったが、セクター1で全体ベストを記録したラッセルが、非力なウィリアムズとしては考えられないトップタイムを叩き出して大歓声を巻き起こした。
ハミルトン+メルセデスの最後のアタックもラッセルに届かなかった。最終的に、フェルタッペン+レッドブル・ホンダが唯一2分を切ってスパで初めてポールポジションを決めたが、光ったのはジョージ・ラッセルの2位だった。
【STINGER】
photo by WILLIAMS