大荒れの36年ぶりの夢舞台–初日から満員のオランダGP
36年振りのオランダGPのスケジュールが、9月3日金曜日11時半(日本時間18時半)、鈴鹿サーキットに似たザンドボールド・サーキットで幕を明け、ハミルトン+メルセデスが初日の最速タイムを記録した。
鈴鹿に似ているのはそれもそのはず、コース設計者がどちらもジョン・フーゲンホルツというデザイナーだからだ。
もちろん、鈴鹿と同じく、現代のF1GPの安全規定で改修が行なわれ、最新鋭の設備を備えたバンク付きの変化に富んだコースに生れ変わっている。
しかし、好事魔多し。フリー走行1開始から2分後、鳥籠のような計測ケージを着けてコースインした角田裕毅+アルファタウリ・ホンダが、コーナーを曲がれずにコースアウト。3分後にオコン+アルピーヌも同じような状況でコースを外れた。海岸沿いのコース路面には砂が降り、グリップが低かった。
さらに10分ほどしたところで、フェッテル+アストンマーチンがオイル漏れから、オイルを撒いてコースサイドにストップ。後続から見えない位置だったため、赤旗が出された。
その後、セクター1が赤旗から黄旗に替わったが、改めて赤旗に。久々のレースでオフィシャルが若干の混乱していた。フェッテル+アストンマーチンの処理も、消火器を持ったのはフェッテル自身で、オフィシャルは何もしないで見物している状況だった。
アクシデントから30分ほどしたところでフェッテル+アストンマーチンのマシンがようやくレッカー車に載せられてピットに戻り、路面のオイル処理が行なわれてセッションが残り8分弱で再開した。
1時間の予定で組まれていたプログラムに消化できたのは合計で20分少々。やり残した作業は、2時間後のフリー走行2にすべて持ち越された。
フリー走行1結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
3. サインツ+フェラーリ
4. ルクレール+フェラーリ
5. ボッタス+メルセデス
6. アロンソ+アルピーヌ
7. オコン+アルピーヌ
8. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
9. ストロール+アストンマーチン
10. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
11. ノリス+マクラーレン
12. ラティフィ+ウィリアムズ
13. ライコネン+アルファロメオ
14. リカルド+マクラーレン
15. ラッセル+ウィリアムズ
16. ペレス+レッドブル・ホンダ
17. マゼピン+ハース
18. シューマッハ+ハース
—-以下、ノータイム
フェッテル+アストンマーチン
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
【STINGER】
photo by formulaone.com