ラッセル、メルセデスへ!!
契約ラッシュの9月、矢継ぎ早にドライバーの民族移動が始まった。最大のニュースは、ジョージ・ラッセルのメルセデス入りだ。
ジョージ・ラッセルは、ベルギーGP-オランダGPと、ウィリアムズのマシンポテンシャルを大きく超える活躍をしたが、すでに昨年のサヒールGPでハミルトンの代役でステアリングを握ったメルセデスのコクピットで逸材を証明、メルセデスを積むウィリアムズに、いわばメルセデスから送り込まれたというのが事実ということから、ボッタスの後釜は決定していたといっていい。
ラッセルを迎えるハミルトンは、「バリテリは最高のチームメイトだった」とコメントしたが、これは、“ラッセルは、ボッタスのように、『従順』ではない、という意味も含むいかにもハミルトンらしい『ブラフ』と取れる意味シンなコメントだ。
いずれにしても、ボッタスがアルファロメオとジョイントし、抜けたシートにラッセルが乗り込み、玉突き状態の移籍が始まったが、2021年シーズンは、まだ9戦も残っている。
【STINGER】
photo by MERCEDES F1 TEAM