パワーを立証したメルセデス–ボッタス渾身の一発!!
イギリスGPに続き、“グリッドを決める予選”が高速モンツァで展開し、タイムが更新される度にスタンドが沸いた。
最後を決めたのは、メルセデス。セクター2で最速を記録したバルテリ・ボッタスが、2022年のアルファロメオ入りを前に、イタリアのファンの喝采を浴びた。ハミルトンを従えたボッタスは、チェッカードフラッグを受けた瞬間、チーム無線で雄叫びを上げた。
260km/hを超える最終コーナーのパラボリカからストレートの高速区間は、空力性能+パワーユニットの力で決まる。改めてメルセデスのポテンシャルを如実に証明した。
1時間のセッションで、4-5番手のマクラーレンの2台と6番手のガスリー+アルファタウリ・ホンダも光っていた。いずれも、スリップストリームを使わない実力タイムで、メルセデスとホンダのパワーを立証した。
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダは、Q1の最終コーナーで、ギリギリのアタックの結果、トラックリミット違反で5秒を加算され、ノックアウト。レースでの追い上げに望みを託す結果になった。
◆2021F1GP第10戦イタリアGP予選レースのグリッドを決める予選結果
1. ボッタス+メルセデス
2. ハミルトン+メルセデス
3. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
4. ノリス+マクラーレン
5. リカルド+マクラーレン
6. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
7. サインツ+フェラーリ
8. ルクレール+フェラーリ
9. ペレス+レッドブル・ホンダ
10. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
—-以下、Q2ノックアウト
11. フェッテル+アストンマーチン
12. ストロール+アストンマーチン
13. アロンソ+アルピーヌ
14. オコン+アルピーヌ
15. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ(※)
—-以下、Q1ノックアウト
16. ラッセル+ウィリアムズ
17. ラティフィ+ウィリアムズ
18. シューマッハ+ハース
19. クビツァ+アルファロメオ
20. マゼピン+ハース
※角田裕毅+アルファタウリ・ホンダは、トラックリミット違反で、ベストタイムが抹消され、Q1で敗退、ラッセル+ウィリアムズが繰り上がった。
[STINGER]山口正己
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