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リカルド、波瀾万丈のモンツァ優勝!!–F1GP第14戦イタリアGP

久々の勝利を飾って雄叫びを上げたダニエル・リカルド。

イタリアGPは、今年もスタートからモンツァらしい展開で盛り上がった。

スタート地点から1コーナーまでが長いモンツァ。スタートダッシュを決めたリカルド+マクラーレンが、スタートを若干しくじったフェルタッペン+レッドブル・ホンダを交わしてホールショットを奪い、そのまま逃げきった。

しかし、53周のレースは、簡単に運んだわけではなかった。順位を落としたポールポジションのフェルタッペン+レッドブル・ホンダに、5番手グリッドからスタートしたハミルトン+メルセデスが並びかけ、軽く接触しながら1コーナーのシケインを回った。イタリアGPは、のっけからエキサイティングに始まり、53周レースのちょうど半分の27周目、その二人のセンセーショナルな接触が起きた。

ピットアウトしたハミルトン+メルセデスが、フェルタッペン+レッドブル・ホンダの鼻先でコースイン、1コーナーに並んでアプローチし、接触しながらシケインに進入。横並びの2台。フェルタッペンがシケインの縁石に弾かれて右に軽くジャンプしてハミルトン+メルセデスの左前輪と右前輪が接触、弾かれてレッドブル・ホンダがメルセデスに半身乗り上げる形で2台が絡み合って砂地に止まった。

リカルド+マクラーレンが首位に立ち、ペレス+レッドブル・ホンダ、ノリス+マクラーレンのオーダーになったが、ペレスは、サインツ+フェラーリがサイドbyサイドの接近戦でコースを外したシケインからのコース復帰が危険とされて5秒のペナルティを受けて後退。今シーズン初の1-2フィニッシュとなった。

リカルドは、「昨日からうまくいっていた。スタートを取れたけれど、最後までうまくいくとは思えなかった。今回は金曜日から特別で、良い日になると思っていた。ずっと頑張って、優勝がなかった。今回1-2は、最高。本当に嬉しい」と笑顔でコメントした。

もう一人、注目を集めたのが、予選後のパワーユニット交換で最後尾からスタートしたメルセデスのバルテリ・ボッタスだった。最後尾から、3周目に15番手、13周目に10番手、22周目に8位、34周目に4位とポジションアップ。ペレスのペナルティで表彰台に立った。

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダは、スタート前に大混乱。土曜日のクラッシュで修復して走行確認ができていなかったガスリーが、グリッドに向かう途中でマシン不調を無線で訴え、ピットに戻ってリタイア。角田裕毅が、ブレーキトラブルでメカニックに押されてグリッドからピットに移動したが、修復不能の判断でリタイアした。

ホンダは、16戦15勝した1988年に唯一落とした時と同じように、今回もモンツァの魔物に嫌われたままだった。

[STINGER]山口正己
Photo by McLaren

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