ホンダ勢で唯一完走–ペレス+レッドブル・ホンダのイタリアGP
4台のホンダ搭載マシンのうち3台がリタイアする厳しい結果となり、今年もホンダはモンツァの女神に愛されることはできなかったが、セルジオ・ペレス+レッドブル・ホンダが唯一、完走して5位に食い込んだ。
「波乱の多いレースでしたが、表彰台を逃したことはとても残念です。ペナルティーについては、もっと広い視野で見てもらえれば、ボクがシャルル(ルクレール/フェラーリ)の前にいて、あの場面はボクのコーナーだったということが分かると思いますが、しょうがないことなので、挽回すべく取り組みました」
「ボクらはチームとして可能な限りのことはやりましたが、オーバーテイクができず、前のマシンに接近し続けるのが本当に難しかったです」
(※モンツァは、4本の直線をシケインでつないだようなレイアウトだが、オーバーテイクポイントとなる場所が、前のクルマに近づくとダウフォースが抜けてしまう高速区間になるため、追い越しが難しい)
「マクラーレンはとても速く、勝つのは厳しかった です。今週末の彼らは調子がよく、特に直線ではついていくのが大変でした。トラクションは強力で、ボクは彼らを脅かすことができませんでした。ただ、チームとしてもここは相性がよくないので、気持ちを切り替えてロシアでの戦いを楽しみにして います。まだチャンピオンシップ争いの道のりは長いです」
【STINGER】
photo by Honda