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ライブタイムメモ/2021F1GP第15戦/ロシアGP/ソチ・オートドロモ/フリー走行

ライブタイムメモ
2021F1GP第14戦
イタリアGP
オートドロモ・モンツァ

決勝
<14時25分>(日本時間21時25分)

ミラノ近郊のモンツァの気温は29℃、日本的にいう秋晴れの青空がコースを見下ろしている。

スタートから1コーナーまでの距離が長く、高速でなだれ込む1コーナーは、ドライバが口を揃えて“難所”であることを証言している。さらに、そのシケインのコース幅は狭く、アクシデントの可能性が極めて高い。

土曜日に行なわれたスプリント・レースもその例に洩れず、アプローチでハミルトン+メルセデスとガスリー+アルファタウリ・ホンダがタッチ、さらにシケインからの立ち上がりの先陣争いでもあたって、昨年のウィナーであるピエール・ガスリー+アルファタウリ・ホンダが、壊れたフロントウィングをノーズ下に抱え込んでコースオフ、レースを終えただけでなく、今日の“本番”でピットスタートを強いられている。

<14時28分>
グリッドに向けて、最後の確認をしつつ、各車がコースを回っている。
土曜日のクラッシュから修復されたマシンで走行中のガスリー+アルファタウリ・ホンダがチームに、「いつものフィーリングと違う」と無線。
アクシデントの後の走行は、ここだけしかなく、スタートまでに調整できるのか注目される。

<14時32分>
クルマ好きで知られるオリンピック100mのウサイン・ボルトが、マシンの前でポーズをとって記念写真を撮影中。

<14時37分>
『ワイルドスピード』や『トリプルX』でおなじみのヴィン・ディーゼルもグリッドを闊歩している。

<14時45分>
スプリント・レースの結果=グリッド・ポジションは以下の通り。
1. ボッタス+メルセデス
2. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
3. リカルド+マクラーレン
4. ノリス+マクラーレン
5. ハミルトン+メルセデス
6. ルクレール+フェラーリ
7. サインツ+フェラーリ
8. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
9. ペレス+レッドブル・ホンダ
10. ストロール+アストンマーチン
11. アロンソ+アルピーヌ
12. フェッテル+アストンマーチン
13. オコン+アルピーヌ
14. ラティフィ+ウィリアムズ
15. ラッセル+ウィリアムズ
16. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
17. マゼピン+ハース
18. クビツァ+アルファロメオ
19. シューマッハ+ハース
—-以下、リタイア
ガスリー+アルファタウリ・ホンダ

☆☆ 下馬評では、モンツァはメルセデス優位と言われているが、ホンダF1レーシングの田辺豊治テクニカル・ディレクターは、ここで一矢むくいて、それを覆したいところ。

フロントローは、マックス・フェルタッペンとリカルド+マクラーレン。ノリス+マクラーレンが3番手と、マクラーレンにとってもモチベーションが高まるグリッド。

<14時52分>
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダのマシンが、メカニックに押されてグリッドからピットに移動している。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダは、2台ともピットスタートになる。グリッド上では修正ができないトラブルがなにか気になるところ。

☆☆ むしろ、スタートに間に合うかどうか!?

☆☆ 角田裕毅のトラブルは、ブレーキの模様。

<15時00分>
フォーメーションラップが始まった。
ハミルトン+メルセデスがハード、他はミディアム・タイヤ。

☆☆ レースは53周。高速モンツァは、2時間または300kmと規定されるF1GPの中で、最も短時間のグランプリになる。

<15時02分>
角田裕毅のマシンは、ウマに載せられて、メカニックは周囲にいない。スタートを諦めた。

<15時04分>
スタート!!
リカルド+マクラーレンがダッシュを決めてホールショットを奪った。3番手にハミルトン+メルセデス。ハミルトン+メルセデスがマックス・フェルタッペンと接触して、シケインを直進。
ヴァーチャル・セフティカー。
ジオヴィナッツィ+アルファロメオが、フロントウィングを壊してピットイン。

3周目
1. リカルド+マクラーレン
2. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
3. ノリス+マクラーレン
4. ハミルトン+メルセデス
5. ルクレール+フェラーリ
6. サインツ+フェラーリ
7. ペレス+レッドブル・ホンダ
8. ストロール+アストンマーチン
9. アロンソ+アルピーヌ
10. オコン+アルピーヌ
11. ラティフィ+ウィリアムズ
12. フェッテル+アストンマーチン
13. ラッセル+ウィリアムズ
14. クビツァ+アルファロメオ
15. ボッタス+メルセデス
16. シューマッハ+ハース
17. マゼピン+ハース
18. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
19. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
—-以下、リタイア
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ

4周目
ガスリー+アルファタウリ・ホンダがピットに戻ってリタイア。

7周目
リカルド+マクラーレンとマックス・フェルタッペンの差は1秒以内のDRS圏内。3番手のノリス+マクラーレンとハミルトン+メルセデスも同じくだが、どちらも簡単には抜けず、順位の変動はない。

<15時14分>
ジオヴィナッツィ+アルファロメオに、“コースの戻り方に問題あり”としてペナルティ。

<15時16分>
ペレス+レッドブル・ホンダとサインツ+フェラーリがサイドbyサイドの接近戦。

ペレス+レッドブル・ホンダがサインツ+フェラーリの前に出た。6位。

<15時18分>
ボッタス+メルセデスが11番手まで追い上げ、前のラティフィ+ウィリアムズに接近中。

☆☆ ハミルトン+メルセデスvsノリス+マクラーレンもサイドbyサイドの熱戦。

☆☆マクラーレンのストレートが速く、ハミルトン+メルセデスは横に並ぶのが精一杯の状況。

<15時25分>
16周目
オコン+アルピーヌをオーバーテイクしようとしたフェッテル+アストンマーチンだったが、オコンが気づかずに“寄せた”形になり、軽く接触、フェッテル+アストンマーチンはコースを追い出されて砂煙が上がった。
アクシデントにならずにラッキー!?

17周目
ボッタス+メルセデスが9番手へ。

18周目
トップのフェルタッペン+レッドブル・ホンダの左前輪が際どい状況に見える。

<15時32分>
オコンが、フェッテル+アストンマーチンへの“幅寄せ”に対してペナルティを受けた。

<15時35分>
22周目
リカルド+マクラーレンがピットイン。

23周目
フェルタッペン+レッドブル・ホンダがピットイン。
右フロントに時間がかかって11秒以上のロス。10番手でコースに戻った。

同時にハミルトン+メルセデスがノリス+マクラーレンを交わしてトップに立った。

<15時38分>
25周目
ノリス+マクラーレンかピットイン。
8位でコースへ。

27周目
ピットアウトしたハミルトン+メルセデスとフェルタッペン+レッドブル・ホンダが1コーナーでサイドbyサイドの末に接触!! 2台が折り重なって砂地にはまった。

☆☆ フェルタッペンは、さっさとコクピットを出たが、ハミルトンはコクピットを出ない。

<15時42分>
ルクレール+フェラーリとサインツ+フェラーリがピットイン。

☆☆ フェルタッペン+レッドブル・ホンダは右タイヤを弾かれた形でハミルトン+メルセデスの上にのしかかるかたちでジャンプ。右タイヤがハミルトン+メルセデスのロールフープに乗って、HALOに護られた。際どいアクシデントだった。

☆☆ レース後に調査。

☆☆ フェルタッペンは、“ハミルトンがスペースを残してくれなかった”と主張した。

<15時46分>
フェルタッペンが歩いてピットロードに戻ってピットに向かっている。

☆☆ フェルタッペンがシケインの二つ目左コーナーの縁石で軽くジャンプしてアウト側に弾かれて、ハミルトン+メルセデスに当たった形。

<15時50分>
2台のマシンがレッカーでコースサイドに移動された。

セフティカー中
1. リカルド+マクラーレン
2. ルクレール+フェラーリ
3. ノリス+マクラーレン
4. ペレス+レッドブル・ホンダ
5. サインツ+フェラーリ
6. ボッタス+メルセデス
7. ストロール+アストンマーチン
8. アロンソ+アルピーヌ
9. ラッセル+ウィリアムズ
10. ラティフィ+ウィリアムズ
11. オコン+アルピーヌ
12. クビツァ+アルファロメオ
13. フェッテル+アストンマーチン
14. シューマッハ+ハース
15. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
16. マゼピン+ハース
—-以下、リタイア

<15時52分>
31周目
リスタート
ノリス+マクラーレンが、ルクレール+フェラーリを交わして前に出た。マクラーレン、1-2!!

32周目
ボッタス+メルセデスがサインツ+フェラーリを交わして5番手へ。

ノリス+マクラーレンとペレス+レッドブル・ホンダがルクレール+フェラーリを交わして2-3番手へ。

<15時34分>
ボッタス+メルセデスがルクレール+フェラーリを交わして4番手へ。
35周目にボッタス+メルセデスがファステストラップ。

35周目
リカルド+マクラーレン-ノリス+マクラーレン-ペレス+レッドブル・ホンダ-ボッタス+メルセデスのトップ4の差は2秒を切っている。

☆☆ ペレス+レッドブル・ホンダに5秒ペナルティ。シケインをカットしたカド。ボッタス+メルセデスが事実上の3番手。
☆☆ ペレスのペナルティは、ルクレール+フェラーリとのニアミス

<15時06分>
マゼピン+ハースにペナルティ。
☆☆ 1コーナーを曲がれずに、エスケープロードで発砲スチロール製のシケインを蹴飛ばしたカド。

42周目
3位以下、ペレス+レッドブル・ホンダ-ボッタス+メルセデス-ルクレール+フェラーリ-サインツ+フェラーリのDRSトレインの接近戦。

<16時09分>
43周目
ボッタス+メルセデスが1コーナーで3位ペレス+レッドブル・ホンダに仕掛ける。ただし、ペレス+レッドブル・ホンダは5秒ペナルティを背負っている。

☆☆ ペレス+レッドブル・ホンダを片づけて、マクラーレンに追いつきたい。

<16時11分>
44周目
マゼピン+ハースがアスカリ・シケインで止まったことでセフティカー。

☆☆ VSCは直ぐに解除された。

53周レースの45周目
1. リカルド+マクラーレン
2. ノリス+マクラーレン
3. ペレス+レッドブル・ホンダ
4. ボッタス+メルセデス
5. ルクレール+フェラーリ
6. サインツ+フェラーリ
7. ストロール+アストンマーチン
8. アロンソ+アルピーヌ
9. ラッセル+ウィリアムズ
10. オコン+アルピーヌ
11. ラティフィ+ウィリアムズ
12. フェッテル+アストンマーチン
13. クビツァ+アルファロメオ
14. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
15. シューマッハ+ハース

☆☆ 完走率の高い最近のレースには珍しく、5台が消えている。

☆☆ マクラーレンの躍進は、昨シーズンからチームに加わったのアンドレアス・セイドル効果絶大!?

<16時24分>
ファイナルラップ。

<16時25分>
ゴール。
ダニエル・リカルド、ファステストラップでチェッカードフラッグを受けた!! 絶叫。「みんな、やったよ~!!」
マクラーレン、11年ぶりの優勝に大騒ぎ。

ダニエル・リカルドは、2018年モナコGP以来の優勝。久々に表彰台の“シュウイ”が観られる!?

リカルド
「昨日からうまくいっていた。スタートを取れたけれど、最後までうまくいくとは思えなかった。今回は金曜日から特別で、良い日になると思っていた。ずっと頑張って、優勝がなかった。今回1-2は、最高。本当に嬉しい」

リカルドがイタリア語で、ファンに感謝のコメント。スタンドから大歓声。

リカルド+マクラーレン、久々のシュウイ!!

右足で自らシュウイを披露した後、左足を脱いで、シャンパンを注いでノリスに渡した。ノリスは、快く!?シュウイをおつきあい。ついでに表彰台に上がったマクラーレンのザック・ブラウンCEOも“儀式”に付き合った。

結果
1. リカルド+マクラーレン
2. ノリス+マクラーレン
3. ボッタス+メルセデス
4. ルクレール+フェラーリ
5. ペレス+レッドブル・ホンダ
6. サインツ+フェラーリ
7. ストロール+アストンマーチン
8. アロンソ+アルピーヌ
9. ラッセル+ウィリアムズ
10. オコン+アルピーヌ
11. ラティフィ+ウィリアムズ
12. フェッテル+アストンマーチン
13. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
14. クビツァ+アルファロメオ
15. シューマッハ+ハース
—-以下、リタイア
マゼピン+ハース
ハミルトン+メルセデス
フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ

1-2フィニッシュはシーズン初。

[STINGER]山口正己
photo by [STINGER]

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1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
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1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

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