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ホンダのロシアGP初日by田辺TD

2021F1GP第15戦ロシアGPのフリー走行1と2が9月24日にソチ・オートドロモで行なわれ、ホンダのパワーユニット搭載の4台は、レッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダともに順調に走行を重ねた。

明日の天候が雨と予想されており、その影響を考慮して、FP1からソフトタイヤを使用し、燃料搭載量の少ない状態でのアタックなど、普段の初日とは異なるアプローチで1日を進めた。

マックス・フェルタッペンは、FP1で首位と約0.2秒差の3番手。ピエール・ガスリーが6番手、セルジオ・ペレスが9番手。角田裕毅は、初めて走るソチ・オートドロモで、全ドライバー中最多周回数をマークして準備を整えた。

FP2では、チームと相談の上、フェルスタッペンのマシンのPUを交換しました。イギリスGPでのクラッシュによるダメージで、新たなPU投入が必要となっていたが、フェルスタッペンの3グリッド降格ペナルティーや、天候などを考慮し、戦略的な判断でFP2での投入となり、フェルスタッペンはドライコンディションで新PUの調整を実施して6番手でセッションを終えた。

ガスリーは好調を維持して3番手を記録したが、セッション終了間際にターン2の縁石にヒットしてフロントウイングを破損。心配されたが、ピットへ自走で戻り、大きな影響を受けずに済んだ。

11番手のペレスと18番手の角田は、ともに多くの周回を重ね、貴重なデータが収集を手にした。

ホンダF1レーシング田辺豊治テクニカルディレクター
「今日はレッドブル・レーシング・ホンダ、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2チーム4台が順調にプログラムを消化し、スムーズな一日になりました」

「レッドブル・レーシングのフェルスタッペンは、イギリスGPのクラッシュでPUにダメージを受けた影響から、シーズン中どこかで新たなPUを投入しなくてはいけない状況でした。そのため、今回のレースでの様々な局面を考慮し、今日のFP2から新たなPUを投入することを 、チームと一緒に決めました。日曜のレースではPU交換によるペナルティーのために、グリッド後方からのスタートになります。 明日は降雨が予想されていますので、色々な状況を想定して迅速に対応できるように、今日のデータをベースに雨対応の準備もしっかり進めて臨みます」
【STINGER】
photo by Honda

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