レッドブル・ホンダ、有終のカラーリングで登場–トルコGP初日
ヨーロッパとアジアが交差するボスポラス海峡にかかるボスポラス橋をアジア側に渡って海沿いを30分ほど走った小高い丘陵地帯。イスタンブール・パーク・サーキットは、奇妙な立地に息づいている。
昨年、9年ぶりに復活したトルコGPは、第一回を2005年に開催し、今回で9回目。8年ぶり開催となった去年は週末を通じて雨に祟られたが、今年の初日は、青空に恵まれた。ただし、天気予報は今回も週末は雨が報じられ、チームやドライバーを混乱させる天候になりそうだ。
スケジュール初日は、いつものように、ハミルトン+メルセデス-フェルタッペン+レッドブル・ホンダ-ルクレール+フェラーリのオーダーになったが、中団はいつに揉まして拮抗したタイム合戦となった。
フリー走行2の結果は見慣れたものだが、トップのハミルトン+メルセデスと2番手ルクレール+フェラーリは、0.166秒と接近し、フェラーリの躍進を期待させている。
レッドブル・ホンダは、本来この日に行なわれるはずだった日本GP用に用意した白ベースに「ありがとう」と平仮名でペイントされた特別カラーリングで登場、2021年限りで最前線から撤退するホンダに別れを告げる演出で走行した。
角田裕毅は、9番手、チームメイトのガスリー+アルファタウリ・ホンダとの差も僅か0.126秒。初めてのコースの初日を落ち着いてこなし、予選に期待をつないだ。
明日は、フリー走行3の後、15時から予選が行なわれる。
◆トルコGPフリー走行2結果
1. ハミルトン+メルセデス 1分23秒804
2. ルクレール+フェラーリ 1分23秒970
—-以下、1分24秒台
3. ボッタス+メルセデス
4. ペレス+レッドブル・ホンダ
5. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
6. ノリス+マクラーレン
7. アロンソ+アルピーヌ
8. オコン+アルピーヌ
9. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
10. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
11. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
12. サインツ+フェラーリ
—-以下、1分25秒台
13. ストロール+アストンマーチン
14. リカルド+マクラーレン
15. ライコネン+アルファロメオ
16. フェッテル+アストンマーチン
17. ラティフィ+ウィリアムズ
18. ラッセル+ウィリアムズ
19. シューマッハ+ハース
20. マゼピン+ハース
[STINGER]山口正己
photo by Honda