ウェット路面がドラマを演出–F1GP第16戦トルコGP予選
2021F1GP第16戦トルコGPは、雨は上がったものの太陽が雲に隠れて路面が乾かない難しいコンディションで行なわれた。
さらに、1台走るごとに走行ラインが乾いて行き、限界をつかみにくくしていく状況の中でアタックが強いられ、王者ハミルトンを始め、スピンやコースオフが連発する手に汗握る展開になった。
その状況で最速タイムを記録したのはハミルトン+メルセデス。しかし、ハミルトンは、予選の前にICU交換で、10グリッド降格ペナルティを受けていたことで、2番手タイムを記録したチームメイトのバルテリ・ボッタスがポールポジションを決めた。
バルテリ・ボッタスのポールポジションは、今シーズン2回目、F1GP通算18回目。
また、ガスリー+アルファタウリ・ホンダがトリッキーなコンディションの中で華麗な走りを見せて4番手に食い込んでポテンシャルを証明。チームメイトの角田裕毅も、難しいコンディションを昨日に続いて巧みにこなして上位をキープ、ガスリーとともにQ3に進出して、9番グリッドを決めた。
明日のレースは、15時(日本時間21時)にスタートする。
トルコGP予選結果
1. ボッタス+メルセデス
2. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
3. ルクレール+フェラーリ
4. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
5. アロンソ+アルピーヌ
6. ペレス+レッドブル・ホンダ
7. ノリス+マクラーレン
8. ストロール+アストンマーチン
9. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
10. フェッテル+アストンマーチン
11. ハミルトン+メルセデス(※10グリッドダウン)
—-以下、Q2ノックアウト
12. オコン+アルピーヌ
13. ラッセル+ウィリアムズ
14. シューマッハ+ハース
15. サインツ+フェラーリ
—-以下、Q1ノックアウト
16. リカルド+マクラーレン
17. ラティフィ+ウィリアムズ
18. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
19. ライコネン+アルファロメオ
20. マゼピン+ハース
[STINGER]山口正己
photo by Honda