フェルタッペンvsハミルトンの頂上決戦–バトル連発アメリカGP
ビッシリとスタンドを埋めた観客の前で展開した53周のアメリカGPは、素晴しいレースだった。
スタートで飛び出したハミルトン+メルセデスと、最後に逆転して逃げたフェルタッペン+レッドブル・ホンダのドライバーの力量とチームの戦略がレースを熱くした。
残り10周になった終盤、タイヤが6周新しいハミルトンがジワジワと差を縮め、1秒以内のDRSゾーンまで近づいたが、フェルタッペンがスパート、ハミルトン+メルセデスが力尽きる状況でチェッカードフラッグが振られた。
表彰台で、ホンダF1レーシングの山本雅史マネージングダイレクターがシャンペンを浴びて大満足な表情になったのも印象的だった。
この結果で、マックス・フェルタッペンとルイス・ハミルトンのチャンピオン争いは、フェルタッペンが逆転してポイントリーダーに立った。とはいえ、フェルタッペンの287.5に対してハミルトンは275.5。差は10ポイントしかない。シーズンは、まだ6戦残っている。
2021年F1GPは、面白さを加速して終盤を迎えた。
アメリカGP結果
1. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
2. ハミルトン+メルセデス
3. ペレス+レッドブル・ホンダ
4. ルクレール+フェラーリ
5. リカルド+マクラーレン
6. サインツ+フェラーリ
7. ボッタス+メルセデス
8. ノリス+マクラーレン
9. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
10. フェッテル+アストンマーチン
11. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
12. ストロール+アストンマーチン
13. ライコネン+アルファロメオ
14. ラッセル+ウィリアムズ
15. ラティフィ+ウィリアムズ
16. シューマッハ+ハース
17. マゼピン+ハース
—-以下、リタイア
アロンソ+アルピーヌ
オコン+アルピーヌ
ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
[STINGER]山口正己
photo by REDBULL / formula1.com