ライブタイムメモ/2021F1GP第18戦/メキシコGP/オートドロモ・エルマノス・ロドリゲス/決勝
<14時45分>(日本時間翌8日03時45分)
オートドロモ・エルマノス・ロドリゲスサーキットの気温は21℃。ここまでの週末と同じような曇り空が熱戦を待つスタンドを見下ろしている。
☆☆ ポールポジションのボッタスは、「ここに来て、すべてのデータがそろってきた。マシンは極めてコントローラブル。流を見てレッドブルを抑えて、ルイスのためのレースをする」と完璧な“ナンバー2”としてのサポートをコメントした。
マックス・フェルタッペンとルイス・ハミルトンの差は15ポイント。タイトル争いを左右する天王山の闘いが始まる。
☆☆ ホンダとメルセデス、レッドブルとメルセデスのがっぷり四つ。予選では、メルセデスがフロントローを占める“驚き”の予選だった。レースでは勢力図がどう変り、何が起きるのだろうか。
☆☆ もちろん、母国GPのセルジオ・ペレスに向けた声援も、満席のスタンドから熱く盛り上がっている。
<14時55分>
まずはいつもよりもスタートが注目される。
☆☆ 高高度のオートドロモ・エルマノス・ロドリゲスは、スタートから1コーナーまでが長く、蹴りだしとパワーユニットの優劣が利いてくる。誰が1コーナーに最初に飛び込むのか。予選までに、ここで多くのドライバーがコースを外している。テンションのかかった決勝レース。ハナからドラマの予感が満載だ。
<15時00分>(日本時間04時00分)
フォーメーションラップが始まった。
2300mの高地では、空気が薄く、パワーユニットにもシャシーにも、厳しくなる。もちろん、人間にも。パドックをを歩くだけで息が切れるというのは大げさではない。そのコンディションで激しい体力消耗の闘い。
ドラマの予感はいくらでも浮かんでくる。
角田は17番手から追い上げのレースに向かっている。
<15時03分>
スタート!!
ダッシュを決めたのはフェルタッペン+レッドブル・ホンダ、メルセデスの2台を交わしてトップで1コーナーを抜け、ボッタス+メルセデスがスピン!!
赤旗!!
リカルド+マクラーレンのフロントウィングが消し飛び、角田裕毅+アルファタウリ・ホンダがリヤ部分を音聴く破損して停まっている!!
<15時04分>
ボッタス+メルセデス、リカルド+マクラーレンがピットイン。
☆☆ この2台が接触して、後続混乱。リカルド+マクラーレンがボッタス+メルセデスに追突。セルジオ・ペレスは、コースを外れて混乱を避けた。
<15時11分>
リスタート!!
1. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
2. ハミルトン+メルセデス
3. ペレス+レッドブル・ホンダ
4. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
5. ルクレール+フェラーリ
6. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
7. サインツ+フェラーリ
8. フェッテル+アストンマーチン
9. ラッセル+ウィリアムズ
10. ライコネン+アルファロメオ
11. マゼピン+ハース
12. アロンソ+アルピーヌ
13. ラティフィ+ウィリアムズ
14. オコン+アルピーヌ
15. ノリス+マクラーレン
16. ストロール+アストンマーチン
17. ボッタス+メルセデス
18. リカルド+マクラーレン
—-以下、リタイア
シューマッハ+ハース
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
リスタートは、71周レースの5周目。
<15時14分>
ストロール+アストンマーチンがオーバースピードでコースを外れた。
☆☆ フェルタッペン+レッドブル・ホンダはファステストラップで逃げ、2番手ハミルトン+メルセデスとの差をジワジワ引き離し、すでに2.5秒の差をつけている。
☆☆ スタートの混乱を巧みに避けたのは、ガスリー+アルファタウリ・ホンダとアロンソ+アルピーヌ。周囲の動きを完璧に把握してマシン・コントロール能力と判断の鋭さを見せた。
<15時19分>
アロンソ+アルピーヌがラッセル+ウィリアムズを交わして10番手へ。
<15時20分>
フェルタッペン+レッドブル・ホンダはファステストラップを重ね、ハミルトン+メルセデスとの差を3.5秒にしている。
☆☆ しかし、レースは長い。空気の薄さが、パワーユニットにも負担をかけ、ダウンフォースの少なさがタイヤをいじめ、ドライバーの体力消耗を早める。ハミルトンはそれをり冷静に考えてフェルタッペンの先行を許している!?
<15時25分>
ラッセル+ウィリアムズとノリス+マクラーレンの激しい11番手争いもスタンドの目を奪っている。
<15時25分>
ラッセル+ウィリアムズとノリス+マクラーレンの激しい11番手争いもカメラのかっこうの素材になっていたが、16周目にノリス+マクラーレンが前に出た。
★★ 東北地方で震度3の地震。
<15時分>71周レースの17周目
2番手ハミルトン+メルセデスと3番手ペレス+レッドブル・ホンダの差は2秒を切った。
ボッタス+メルセデスはリカルド+マクラーレンを抜けないでいる。
1. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
2. ハミルトン+メルセデス
3. ペレス+レッドブル・ホンダ
4. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
5. ルクレール+フェラーリ
6. サインツ+フェラーリ
7. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
8. フェッテル+アストンマーチン
9. ライコネン+アルファロメオ
10. アロンソ+アルピーヌ
11. ノリス+マクラーレン
12. リカルド+マクラーレン
13. ボッタス+メルセデス
14. ラッセル+ウィリアムズ
15. オコン+アルピーヌ
16. ストロール+アストンマーチン
17. ラティフィ+ウィリアムズ
18. マゼピン+ハース
<15時32分>20周目
フェルタッペン+レッドブル・ホンダはさらにファステストラップでハミルトン+メルセデスとの差を7秒以上に広げた。
<15時39分>
トップ3が1分22秒台、4番手のガスリー+アルファタウリ・ホンダから11番手のリカルド+マクラーレンが1分22秒台。
この周(25周目)では、3番手のペレス+レッドブル・ホンダが最速。
<15時42分>
28周目
ボッタス+メルセデスが11番手のリカルド+マクラーレンの背後にピッタリつけているが、抜くには至らない。そろそろタイヤ交換のタイミング?
<15時45分>
メルセデスのピットが動いた。
まずはハミルトン+メルセデス。2.4秒でコースに復帰。ルクレール+フェラーリに交わされて5番手だが、計画通りか。
<15時47分>31周目
ルクレール+フェラーリがピットイン。2.3秒の早業。
32周目
ハミルトン+メルセデスはファステストラップでガスリー+アルファタウリ・ホンダに迫っていたが、ガスリー+アルファタウリ・ホンダがピットイン。
<15時50分>33周目
フェルタッペン+レッドブル・ホンダがピットイン。2.2秒でコースに戻した。最速ピット作業!!
<15時50分>33周目
フェルタッペン+レッドブル・ホンダがピットイン。2.2秒でコースに戻した。最速ピット作業!!
<15時51分>34周目
フェッテル+アストンマーチンがピットイン。
☆☆ ハミルトン+メルセデスに“飛ばせ”の指示。
1. ペレス+レッドブル・ホンダ
2. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
3. ハミルトン+メルセデス
4. サインツ+フェラーリ
5. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
6. ルクレール+フェラーリ
7. アロンソ+アルピーヌ
8. ノリス+マクラーレン
9. フェッテル+アストンマーチン
10. ライコネン+アルファロメオ
11. リカルド+マクラーレン
12. ボッタス+メルセデス
13. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
14. ラッセル+ウィリアムズ
15. オコン+アルピーヌ
16. ストロール+アストンマーチン
17. ラティフィ+ウィリアムズ
18. マゼピン+ハース
<15時59分>40周目
リカルド+マクラーレンがピットイン。
オコン+アルピーヌがラッセル+ウィリアムズを交わして14番手。
41周目
暫定トップだったペレス+レッドブル・ホンダが2.3秒のピットイン。
3位でレースに戻った。
42周目
ボッタス+メルセデスがピットイン。左フロントの作業に手間取って11秒以上のロスタイムで15番手でコースに戻った。
<16時03分>43周目
ペレス+レッドブル・ホンダがファステストラップ更新。
44周目
1. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
2. ハミルトン+メルセデス
3. ペレス+レッドブル・ホンダ
4. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
5. ルクレール+フェラーリ
6. サインツ+フェラーリ
7. ノリス+マクラーレン
8. フェッテル+アストンマーチン
9. ライコネン+アルファロメオ
10. アロンソ+アルピーヌ
11. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
12. リカルド+マクラーレン
13. オコン+アルピーヌ
14. ラッセル+ウィリアムズ
15. ボッタス+メルセデス
16. ストロール+アストンマーチン
17. ラティフィ+ウィリアムズ
18. マゼピン+ハース
46周目
ノリス+マクラーレンがピットイン、10番手でコースに戻った。
◆◆ WECで中嶋一貴組が勝ち、2位に入った小林可夢偉組が2位で2021チャンピオンを決めた。
<16時13分>51周目(残り20周)
1. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
2. ハミルトン+メルセデス ※12秒+差
3. ペレス+レッドブル・ホンダ ※5秒+差
4. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
5. ルクレール+フェラーリ
6. サインツ+フェラーリ
7. フェッテル+アストンマーチン
8. ライコネン+アルファロメオ
9. アロンソ+アルピーヌ
10. ノリス+マクラーレン
11. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
12. リカルド+マクラーレン
13. ボッタス+メルセデス
14. オコン+アルピーヌ
15. ラッセル+ウィリアムズ
16. ストロール+アストンマーチン
17. ラティフィ+ウィリアムズ
18. マゼピン+ハース
54周目
フェルタッペン+レッドブル・ホンダとハミルトン+メルセデスが、1分20秒台でラップしたが、3番手のペレス+レッドブル・ホンダは1分19秒台に入れている。
☆☆ ハミルトン+メルセデスまで3.3秒。残り15周。
57周目
ハミルトン+メルセデスとペレス+レッドブル・ホンダの差が3秒を切った。
<16時23分>58周目
フェラーリが順位を入れ換え、サインツが5位へ。
59周目
ハミルトンがピットに「タイヤが落ちてきた」と報告。本当なのか? いつものブラフか?
☆☆ スタンドを沸かせてペレス+レッドブル・ホンダが背後に迫ってきている。
61周目
ペレス+レッドブル・ホンダがハミルトンの背後1秒以内のDRSゾーンに入った。ハミルトン+メルセデス、本当に苦しそう。
☆☆ 3日間で37万人以上というスタンドから大声援がペレス+レッドブル・ホンダに贈られている。
63周目
残り9周。最後のドラマ“ハミルトンとペレスの2位争いバトル”展開中。
64周目
ハミルトン+メルセデスがスパートしてペレス+レッドブル・ホンダとの差を1秒以上に広げた。
☆☆ タイヤの状況報告は、やはりブラスだった!?
65周目
ボッタス+メルセデスがピットイン。ニュータイヤを得て、ファステストラップ狙い。
☆☆ ただし、14番手では、“10位以内”に限られるファステストラップの権利はない。だが、フェルタッペン+レッドブル・ホンダが今持っているファステストラップ・ポイントを『阻止』できる。
68周目
ガスリー+アルファタウリ・ホンダが4番手を護っている。
69周目
ペレス+レッドブル・ホンダがハミルトン+メルセデスにジワリと近づいた。が、ゴールまで2周、ハミルトンは追いつかれても抜かれない、と考えている!?
70周目
ボッタス+メルセデスがサイドピットイン。あくまでファステストラップ阻止作戦。
最終ラップ
ペレス+レッドブル・ホンダがDRSゾーンに入った。が、ハミルトン+メルセデスの粘りがち。やはり“タイヤが”というハミルトンの無線はブラフだった。
<16時42分>
最終ラップに、ボッタス+メルセデスが最速タイムを記録した。
最終ラップ
ペレス+レッドブル・ホンダがDRSゾーンに入った。が、ハミルトン+メルセデスの粘りがち。やはり“タイヤが”というハミルトンの無線はブラフだった!?
☆☆ 最終ラップに、ボッタス+メルセデスが最速タイムを記録した。
☆☆ パパ・ペレスがホンダの山本雅史マネージング・ディレクターに抱きついた。
ギッシリと詰まったスタジアムセクションで表彰台が始まる。
2021F1GP第18戦メキシコGP結果
1. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
2. ハミルトン+メルセデス
3. ペレス+レッドブル・ホンダ
4. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
5. ルクレール+フェラーリ
6. サインツ+フェラーリ
7. フェッテル+アストンマーチン
8. ライコネン+アルファロメオ
9. アロンソ+アルピーヌ
10. ノリス+マクラーレン
11. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
12. リカルド+マクラーレン
13. ボッタス+メルセデス
14. オコン+アルピーヌ
15. ラッセル+ウィリアムズ
16. ストロール+アストンマーチン
17. ラティフィ+ウィリアムズ
18. マゼピン+ハース
—-以下、リタイア
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
シューマッハ+ハース
[STINGER]山口正己
photo by Honda