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フェルタッペンvsハミルトンの死闘とメキシコ人初の表彰台–2021F1GP第18戦メキシコGP

フロントローの2台のメルセデスだったが、3番手スタートのフェルタッペン+レッドブル・ホンダが1コーナーまでに前にでる。

1コーナーを最初に回ったのフェルタッペン+レッドブル・ホンダが編隊をひきつれ、スタンドは既に興奮状態最高潮。画面左は4位に食い込んだガスリー+アルファタウリ・ホンダ。

オートドロモ・エルマノス・ロドリゲスのスタンドがどよめきで揺れた。チャンピオンを争うフェルタッペン+レッドブル・ホンダとハミルトン+メルセデスの闘い。そしてそこに迫った母国の英雄ペレス+レッドブル・ホンダ。F1GPの面白さが凝縮したレースだった。

11月7日(日本時間翌8日)日曜日に行なわれた3連戦2021F1GP第18戦メキシコGPは、スタートで予選3番手からダッシュを決めたフェルタッペン+レッドブル・ホンダがホールショットを奪い、ポールポジションから出遅れたボッタス+メルセデスがリカルド+マクラーレンに追突されてスピン!! その後の波瀾を予測させる幕開けだった。

フェルタッペン+レッドブル・ホンダは、2位のハミルトン+メルセデスをグイグイと引き離し、高地オートドロモ・エルマノス・ロドリゲスでのホンダ・パワーユニットの優秀性を証明した。

一方、最後まで気が抜けなかったのが、2位のハミルトン+メルセデスの背後に追いついたメキシコ人ドライバーのペレス+レッドブル・ホンダのせめぎ合い。

ペレス+レッドブル・ホンダは、ホンダ・パワーを利して、タイヤが辛くなったハミルトン+メルセデスを追い詰め、スタンドは絶叫の嵐となった。

追い上げたペレスも見事だったが、苦しいタイヤで持ちこたえたハミルトンもポテンシャルを見せつけた。

さらに興味深かったのは、終盤に、ファステストラップを狙って2度のタイヤ交換を行なったボッタス+メルセデスの“作戦”だった。

ファステストラップは10位までにしか与えられない。ボッタス+メルセデスは、スピンで最後尾に落ち、そこから追い上げていたが14番手。つまりファステストラップの権利はなかったが、ファステストラップを樹立して、フェルタッペン+レッドブル・ホンダの記録を塗りつぶし、激しくポイントを争うチームメイトのハミルトンをサポートした。

素晴しいレースだったが、予選3番手タイムを記録しながら、パワーユニット交換のペナルティで17番手スタートとなった角田裕毅+アルファタウリ・ホンダが、スタート直後の混乱に巻き込まれてコースオフしてリタイアを喫し、次戦ブラジルGPまで、活躍はお預けになった。

サンパウロのホセ・カルロス・パチェで行なわれる第19戦ブラジルは、今週末に行なわれる。

◆2021F1GP第18戦メキシコGP結果

ペレスの応援団で超満員のスタンド。

1. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
2. ハミルトン+メルセデス
3. ペレス+レッドブル・ホンダ
4. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
5. ルクレール+フェラーリ
6. サインツ+フェラーリ
7. フェッテル+アストンマーチン
8. ライコネン+アルファロメオ
9. アロンソ+アルピーヌ
10. ノリス+マクラーレン
11. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
12. リカルド+マクラーレン
13. ボッタス+メルセデス
14. オコン+アルピーヌ
15. ラッセル+ウィリアムズ
16. ストロール+アストンマーチン
17. ラティフィ+ウィリアムズ
18. マゼピン+ハース
—-以下、リタイア
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
シューマッハ+ハース

[STINGER]山口正己
photo by Honda

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