悲喜こもごも。ガスリー4位、角田リタイア–スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのメキシコGP
7日(日本時間8日早朝)に決勝レースを行なったF1GP第18せんメキシコGPで、ガスリー+アルファタウリ・ホンダがレッドブル・ホンダとメルセデスに続き、フェラーリを抑えきって4位の殊勲。しかし、角田裕毅+アルファタウリ・ホンダは、スタート直後に他車と接触、週末の速さを結果に結び付けることができない悔しいレースになった。
ピエール・ガスリー
4位
「とてもハッピーです。4位は大きい結果であり、これ以上にない週末でした。レース全般に渡って後ろのシャルル(ルクレール+フェラーリ)コントロールし、引き離して4番手でレース全体をコントロールできました」
「クルマが素晴らしく、土曜日の予選もレースも、いつも以上にいいフィーリングでフェラーリの前を走ることができ、結果的に、我々が求めているシリーズ5番手につけることができて、フランツ(トスト・チームオーナー)と全体が統率が取れたチームに、いいクリスマス・プレゼントが計画通りに出せると思います。チームとして進めている方向でプッシュをキープしていけば、チャンスを残りのレースでも見つられるはずです」
角田裕毅
リタイア
「スタートで運悪く隣のクルマはさませられ、そして当たった、それが今日のレースでした」
「本当に恥ずかしいです。クルマの状態はよく週末が本当によかっただけに、簡単ではなかったにしてもポイントを得るチャンスがあったと思います。ゴールできなかったのは本当に残念です」
フランンツ・トスト・チーム代表
「フェルタッペン+レッドブル・ホンダが優勝で、チャンピオンに大きく近づくレースでした」
「メキシコは、来るたびに素晴しいと思う。たくさんのF1ファンと大きなグランドスタンドにつめこまれた情熱的な様子を見られますから」
「その中でチェコ(セルジオ・ペレス) の活躍は見事でした。特に最終ラップのハミルトン+メルセデスに仕掛けたファイトはとても興味深いものでした」
「我々の チームの週末は、とてもうまくいきました。ピエール(ガスリー)は土曜日の予選で5番手に食い込み、レースの作戦も非常にうまくいきました。スタート直後の1コーナーのボッタス+メルセデスのスピンによる混乱をうまく切り抜け、フェラーリを後ろに従えて4位を持ち帰ってくれました。
「オートドロモ・エルマノス・ロドリゲスでのタイヤ・マネージメントは、高地の低い気圧で簡単ではないけれど、ピエールは、スタートの混乱を含め、レースのすべてを非常にプロフェッシュナルにこなしました。ピエールとチームは、週末を通して素晴しい仕事をして、クルマがとても強いことを示してくれました。
【STINGER】
photo by Scuderia AlphaTauri