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残り4戦–ホンダの2021F1GP第19戦ブラジルGPby田

2019年の表彰台。フェルタッペンとガスリー。

2021F1GPも残り4戦となった。これは同時に、ホンダにとっての残り4戦。第19戦ブラジルGPが、明日12日に開幕する。

舞台は、サンパウロのインテルラゴス・サーキット。反時計回りのレイアウトで、短い全長の中に、タイトなコーナーが続くセクションや、曲がって下る1コーナーのような急勾配と、高速ストレートも重なる息もつかせぬ展開がスタンドの熱狂を誘う。

コロナ禍もあって昨年をスキップ、2年前の2019年は、最終ラップの最終コーナーまで白熱した戦いが続き、マックス・フェルタッペン+レッドブル・ホンダが優勝。ガスリー+トロロッソ・ホンダ(現アルファタウリ・ホンダ)が最終ラップの最終コーナーでハミルトン+メルセデスを追い落として2位、キャリア初のF1表彰台に登った記憶に残るレースであり、ホンダが、2015年の第4期初の 1-2フィニッシュを果たしたレースともなった。

ホンダF1レーシング田辺豊治テクニカルディレクター
「米国とメキシコでのレースをレッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペンが連勝するとともに、ホンダのパワーユニット搭載の2チーム・4ドライバーがとてもいいパフォーマンスを見せてくれたと思います。いい勢いを得て、次は南北アメリカ大陸では最後のレースとなるブラジルへ向かいます」

「ブラジルは、さまざまな記録を一緒に成し遂げたアイルトン・セナの母国であり、ホンダにとって、そして当時一緒に仕事をしていた私にとっても特別なレースになります」

「舞台のインテルラゴス・サーキットは、長いF1の歴史を持っています。1周が4.3kmと短く、起伏に富んだ地形の中に中速・低速コーナーが多く配されています」

「天候が不安定なことでも知られ、前回のメキシコほどではないものの標高は約800mと若干の高地に位置し、標高に対して特に特殊なセッティングが必要なわけではありませんが、メキシコのデータを確認することなども加えて十分に準備して臨みたいと思います」

私たちにとって、F1での戦いは残り4戦になりました。一戦一戦が大切な4戦となりますので、良いレースができるように2つのチームとともに一丸となって向かいます」

【STINGER】
photo by Honda

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