アロンソ+アルピーヌ、やるときはやる–5番手のハミルトンが不気味!?
ブラジルGPの最後の調整を行なうフリー走行2が、サンパウロのインテルラゴス(オートドロモ・カルロス・パチェ)で行なわれ、前日の予選の後に“アグレッシブに行く”とコメントしたフェルナンド・アロンソ+アルピーヌが、公約通りにトップ・タイムを記録した。
尤も、アロンソ+アルピーヌは、上位陣がミディアム・タイヤでセットを進めるプログラムだった中でソフトタイヤを履いた“プロモーション・アタック”(見せるための走行)だったことも考えられる。3時間後の16時(日本時間04時)に始まるスプリントレースでどうなるか見物。
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダは、初めてのインテルラゴスの習熟術を深め、ライバルたちが最終アタックを始めるセッション終了10分前ころまでは上位のタイムを記録していた。レースでどう動くか、チームメイトのピエール・ガスリーとともに、ここも注目ポイントだ。
また、メルセデスは、ボッタス+メルセデスが3番手、ハミルトン+メルセデスが5番手。このタイムは、二人とも残り数分のところでポンと記録したもので、特にハミルトン+メルセデスはマージンをポケットに持っていそうな気配もしている。
特に決勝レースで5グリッド・ダウンが決まっているハミルトンが、集中して行なったレース・プログラムが、日曜日の本番でどう出るかも楽しみのひとつになりそうだ。
フリー走行2結果
1. フェルナンド・アロンソ+アルピーヌ
2. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
3. ボッタス+メルセデス
4. オコン+アルピーヌ
5. ハミルトン+メルセデス
6. ペレス+レッドブル・ホンダ
7. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
8. サインツ+フェラーリ
9. ルクレール+フェラーリ
10. ライコネン+アルファロメオ
11. ストロール+アストンマーチン
12. リカルド+マクラーレン
13. ノリス+マクラーレン
14. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
15. ラッセル+ウィリアムズ
16. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
17. フェッテル+アストンマーチン
18. ラティフィ+ウィリアムズ
19. シューマッハ+ハース
20. マゼピン+ハース
[STINGER]山口正己
photo by ALPINE