好位置スタートのホンダ勢のカタールGP–フェルタッペン2番手、ガスリー4番手!!
20日に行なわれたカタールGPの予選で、ホンダのパワーユニットを搭載する4人は、まずまずの予選を闘った。
フェルタッペン＋レッドブル･ホンダとガスリー＋アルファタウリ･ホンダが2番手と4番手、角田裕毅は、ソフト･タイヤの新品を切らして苦労しながら、ガスリーに0.2差の8番手の好位置。セルジオ･ペレスは11番手と出遅れたが、タイヤを自由に選択できる権利を活かして決勝をスタートする。
フェルタッペン/レッドブル･レーシング･ホンダ
*FP3＝3rd / Q1＝1:21.996 / Q2＝1:21.984 / Q3＝1:21.282（2位）
「少し浮き沈みのあるレースウイークになっていて、予選の内容には満足しているけれど、速さが十分ではなかった。自分ではかなりいいラップだと思っていたので、タイム差を聞いたときは少しショックを受け、彼らと 戦うのはとても難しいと感じています」
「そんな中での2番手なのでよかったですが、ルイス(ハミルトン/メルセデス)との差は大きい。明日、奇跡を期待することはしないけれどが、初めてのコースで何が起きるか分からないので、決してあきらめません」
「ここはかなりの高速コースなのでついていくのは難しくなるはずですし、タイヤ選択の影響もあります。いつものように、できる限りのベストを尽くします」
セルジオ･ペレス
FP3＝5th / Q1＝1:22.398 / Q2＝1:22.346（11位)
「おかしな予選となりました。FP3までは上位にいたし、セッティング変更にも自信を持っていて、予選でも力強い結果を残すために必要なことは揃っていたのですが、重要なところでまとめきることができませんでした」
「日没後のコンディションでタイヤを準備するアプローチを変えたのだけれど、多くのトラフィックに遭遇し、Q2ではその代償を払う形で上手くラップをまとめられなかった」
「チーム全員で戦っている中で結果が出せなかったことは残念ですが、明日に目を向けていきます。今日は問題に遭遇しなければマシンのペースはよかったし、レースウイークを通じて上向いているので、明日戦いを挑んで上位進出ができない理由はありません」
「 今日は残念な一日になったけれど、重要なのは日曜です。挽回してダメージを最小限に抑えられればと思います」
「このコースでオーバーテイクができるようにトライしていき、レースでは強さを取り戻し、集団の中を追い上げて多くのポイ ントをつかみたいです」
ピエール･ガスリー
FP3＝4th / Q1＝1:22.535 / Q2＝1:21.728 / Q3＝1:21.640（4位)
「予選結果はとてもうれしいです。最高の内容になったし、またもメルセデス勢とマックス(フェルスタッペン)の直後につけられたことも素晴らしいです」
「最後のアタックはさらに速く走れて、0.15秒くらい更新できていましたが、 ターン15で縁石をまたいだことでフロントウイングを失い、右フロントタイヤもパンクしたのは残念だったけれど、力強い結果で予選を終えられ、明日に向けていいポジションが確保できまし」
「アルピーヌの2台も僅差にいるので、レースで は激しいバトルになると思います」
角田裕毅
FP3＝10th / Q1＝1:22.458 / Q2＝1:22.058 / Q3＝1:21.881(8位)
「今日はいい予選になったと思うし、8番グリッドの結果はうれしいです」
「Q1でソフトタイヤを1セット多く使わざるを得ず、Q3で使う新品が少なくなったことは不運でしたが、今日の内容にはとても満足しています」
「レースではオーバーテイ クが難しいと考えているので、スタートかカギになるけれど、ここは全員が初めてのレースなので条件が同じということをポジティブに感じています」
「今夜は可能な限りの準備をして、明日どうなるか見ていきます」
【STINGER】
photo by Honda
