ハミルトンのPP霞む–フェルタッペン執念のクラッシュ!!
ライブタイムメモ/2021F1GP第21戦/サウジアラビアGP/ジェッダ・コーニッシュ・サーキット/ジェッダ/予選
<19時50分>(日本時間翌5日午前01時50分)
ジェッダ・コーニッシュ・サーキットが、夕闇の中にくっきりと浮かび上がっている。
フェルタッペン+レッドブル・ホンダがハミルトン+メルセデスを抑えて、フリー走行3をリード。しかし、ハミルトン+メルセデスはギリギリまで爪を隠すのが常。予選でどう動くのだろう。
☆☆ 平均速度250km/hは、モンツァに次ぐ超高速。しかし、ここまでのセッションは、多少なりとも“マージン”を残していたはず。予選では、さらにぎりぎりのリスキーな走りが展開されるはず。緊迫感マックスの予選が始まる。
<20時02分>
ハミルトン+メルセデスが最後にコースインした。
タイヤを温めつつ、ペレス+レッドブル・ホンダが角田裕毅+アルファタウリ・ホンダを交わして、最初にアタックを開始。
<20時04分>
ラティフィ+ウィリアムズ、フェッテル+アストンマーチン、ジオヴィナッツィ+アルファロメオと続々と連続周回に入ってタイムを記録する。この時点で、ノリス+マクラーレンが最速。
<20時05分>
フェルタッペン+レッドブル・ホンダが最速。ハミルトン+メルセデスがラインを外してアタック失敗。
<20時06分>
ハミルトン+メルセデスがセクター1最速。セクター2も最速でトップへ。
<20時07分>
ガスリー+アルファタウリ・ホンダが3番手。角田裕毅+アルファタウリ・ホンダがそれを更新。
<20時09分>
サインツ+フェラーリがトップへ。路面にラバーが乗ってタイムがみるみる更新されていく。
<20時10分>
1. サインツ+フェラーリ
2. ハミルトン+メルセデス
3. ボッタス+メルセデス
4. ルクレール+フェラーリ
5. ノリス+マクラーレン
6. リカルド+マクラーレン
7. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
8. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
9. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
10. オコン+アルピーヌ
11. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
12. ペレス+レッドブル・ホンダ
13. アロンソ+アルピーヌ
14. ライコネン+アルファロメオ
15. ラッセル+ウィリアムズ
—-ボーダーライン
16. フェッテル+アストンマーチン
17. ストロール+アストンマーチン
18. ラティフィ+ウィリアムズ
19. シューマッハ+ハース
20. マゼピン+ハース
<20時12分>
フェルタッペン+レッドブル・ホンダの最速タイムをボッタス+メルセデスが更新。
<20時14分>
ラティフィ+ウィリアムズ、シューマッハ+ハース、フェッテル+アストンマーチン、ストロール+アストンマーチン、マゼピン+ハースがノックアウトゾーン。
<20時15分>
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ9番手。
<20時16分>
ペレス+レッドブル・ホンダが最速。ボッタス+メルセデスとフェルタッペン+レッドブル・ホンダを引き連れている。
<20時18分>
フェルタッペン+レッドブル・ホンダが順調にアタックしていたが、渋滞に引っかかってしまう。
ボッタス+メルセデスがスローダウン、やがて一端停まって、なんとかピットに戻った。
Q1結果
1. ペレス+レッドブル・ホンダ
2. ボッタス+メルセデス
3. リカルド+マクラーレン
4. サインツ+フェラーリ
5. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
6. ルクレール+フェラーリ
7. ノリス+マクラーレン
8. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
9. ハミルトン+メルセデス
10. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
11. オコン+アルピーヌ
12. ライコネン+アルファロメオ
13. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
14. ラッセル+ウィリアムズ
15. アロンソ+アルピーヌ
—-以下、ノックアウト
16. ラティフィ+ウィリアムズ
17. フェッテル+アストンマーチン
18. ストロール+アストンマーチン
19. シューマッハ+ハース
20. マゼピン+ハース
☆☆ サインツ+フェラーリは、最後のラップで“ガスリーがコースの真ん中にいた”とチーム無線。アタックできないままに終わった。
<20時25分>
Q2開始。
<20時28分>
ペレス+レッドブル・ホンダのタイムをフェルタッペン+レッドブル・ホンダが更新。レッドブル・ホンダが1-2。
☆☆ フェルタッペン+レッドブル・ホンダは、1周で4回、300km/hを超えた。最速は323km/h。
<20時30分>
ルクレール+フェラーリが2番手に割り込んだ。
<20時31分>
ハミルトン+メルセデスが3番手。
ボッタス+メルセデスがハミルトンに0.5秒差で2番手へ。
ペレス+レッドブル・ホンダがボッタス+メルセデスを押し退けて、レッドブル・ホンダ1-2。
<20時32分>
サインツ+フェラーリがスピン!! しかし、壁に当たらず、運良くコース上で止まった。
☆☆ サインツは、スピンした際に、リヤウィングのエンドプレートを壁に引っかけていた。
<20時34分>
ハミルトン+メルセデスがフェルタッペン+レッドブル・ホンダに0.115秒差の2番手。
<20時35分>
ペレス+レッドブル・ホンダがセクター1最速でトップへ。レッドブル・ホンダが1-2、メルセデスが3-4。ガスリー+アルファタウリ・ホンダ/5番手へ。
<20時36分>
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダが11番手に後退していたが、ガスリー+アルファタウリ・ホンダの前の5番手へ。
<20時38分>
リカルド+マクラーレン、ライコネン+アルファロメオ、ラッセル+ウィリアムズ、アロンソ+アルピーヌ、サインツ+フェラーリがノックアウトゾーン。
☆☆ ガスリーが、ハミルトン+メルセデスを邪魔したカドでセッション終了後に審議対象。
Q2結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. ペレス+レッドブル・ホンダ
3. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
4. ボッタス+メルセデス
5. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
6. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
7. ノリス+マクラーレン
8. ルクレール+フェラーリ
9. オコン+アルピーヌ
10. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
—-以下、ノックアウト
11. リカルド+マクラーレン
12. ライコネン+アルファロメオ
13. アロンソ+アルピーヌ
14. ラッセル+ウィリアムズ
15. サインツ+フェラーリ
☆☆ ジオヴィナッツィ+アルファロメオが壁をこすり、ライコネン+アルファロメオがスローダウンしていたハミルトン+メルセデスの右後輪に左後輪を当てた。どちらも大事に至らずラッキー。
<20時47分>
メルセデスが、ボッタス、ハミルトンの順で最初にコースイン。
<20時49分>
ハミルトン+メルセデスがアタック開始。
フロントの熱が足らずにコントロールを一瞬、失った。
<20時50分>
フェルタッペン+レッドブル・ホンダが出撃。
<20時51分>
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダが2番手。
<20時53分>
ハミルトン+メルセデスがセクター2を全体ベストで1分28秒035でトップ。
<20時54分>
フェルタッペン+レッドブル・ホンダがハミルトン+メルセデスに0.3秒以上の差を着けてトップ。ボッタス+メルセデスが2番手に続き、ハミルトン+メルセデスは3番手に押し戻された。
<20時56分>
ガスリー+アルファタウリ・ホンダ4番手へ。角田裕毅+アルファタウリ・ホンダは7番手。
<20時57分>
フェルタッペン+レッドブル・ホンダが最後のアタックに出撃。
<20時58分>
ハミルトン+メルセデスがセクター2-3を全体ベストでトップへ。
角田裕毅+アルファタウリ・ホンダはセクター1自己ベスト。
<20時59分>
フェルタッペン+レッドブル・ホンダが壁に当てながらセクター1全体ベスト。セクター2も決めたが、最終コーナー手前でリヤを壁にブチ当てて、最終コーナー手前ストップ!!
☆☆ そこまでハミルトン+メルセデスに0.4秒の差を着けていた。
Q3結果
1. ハミルトン+メルセデス
2. ボッタス+メルセデス
3. フェルタッペン+レッドブル・ホンダ
4. ルクレール+フェラーリ
5. ペレス+レッドブル・ホンダ
6. ガスリー+アルファタウリ・ホンダ
7. ノリス+マクラーレン
8. 角田裕毅+アルファタウリ・ホンダ
9. オコン+アルピーヌ
10. ジオヴィナッツィ+アルファロメオ
フェルタッペンは、「何が起きたか分からなかったけれど、残念だった。でも、クルマが速いことを見せられたので、いい予選だった」と肩をすくめた。
フェルタッペン+レッドブル・ホンダは、2コーナーで壁ギリギリ。その勢いで、オーバースピードでテールを持っていかれて右リヤ・タイヤを壁にぶつけたが、これぞF1GPと言える執念のアタック。ハミルトンもそのスピードに脱帽した。
[STINGER]山口正己