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勝田貴元の2022初戦–ラリー・モンテカルロで8位!!

90回目のモンテは、ドライ路面中心の中で、降雪&ウェットが難易度を高めた。そんな中で、コースアウトも喫しながら、勝田貴元は8位で伝統の一戦&2022年初戦を走りきった。

TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに参加中の勝田貴元が、1月20日(木)から23日(日)にかけて、モナコを起点にフランスで闘われた2022年(WRCFIA世界ラリー選手権)開幕戦「ラリー・モンテカルロ」に、新開発のハイブリッドラリーカー、GR YARIS Rally1で出場。コースオフでタイムを喫したが、トップ3タイムを記録して一時は総合5位につけるなど、ニューマシンから多くを学んで総合8位でフィニッシュした。

今シーズンの勝田は、WRCの全戦にトヨタ・ガズー・レーシング・ワールド・ラリー・チーム・ネクスト・ジェネレーションから、GR YARIS Rally1で出場、WRC最長の伝統を誇るラリー・モンテカルロで初戦を迎えた。

モンテカルロのステージは総てターマック(舗装路)が中心になるが、ウェットや凍結、積雪区間とバリエーションに富んだトリッキーなコンディションで知られている。

今年の大会は、暖かい日が続いて気温が高く、雨も降らなかったため、大部分がドライコンディション。早夕の凍結路面も立ちはだかり、フランス南部の峠部分は雪で覆われ、クルマのコントロールの難易度を高め、ハイブリッドシステム搭載で最大で500馬力以上のパワーの新世代のRally1カーでの初走行が、チャレンジのハードルをさらに高くした。

そんな中で勝田は、初日の木曜日のデイ1の2本のナイトステージで、ハイブリッドカーの習熟を開始、翌日のデイ2では大きく進歩。6本のステージのうち、3本でトップ5に入るなど、スピードと安定性をうまくバランスさせながら、新しいクルマに対する理解を深めていき、土曜日のデイ3でも好調を持続、一時は総合5位まで順位を上げた。

しかし、一日の最後に行なわれた、降雪と凍結区間で最も難易度の高いステージでコースオフ。側溝にはまってスタック。観客の助けを得て脱出したが、総合13位まで順位を落としてしまう。

しかし、最終日のデイ4、勝田はさらにマシンとコンディションの理解を深め、自信を持った走りでSS15とSS16で連続して3番手タイムを記録。総合8位まで順位を挽回し、GR YARIS Rally1による初ラリーを終えた。

勝田貴元

「ラリーを戦い終えて、とても複雑な気持ちです。土曜日の最終ステージでミスをするまでは、良い週末を過ごすことができていましたが、ブレーキング時の僅かなミスで、ラリー全体が台無しになってしまったので、とても失望していますが、それ以外は良い内容のラリーだったといえます。クルマについて多くを学び、どう運転するのがベストか、ハイブリッドのパワーをどう使えばいいのかを理解できるようになりました」

「今年のラリー・モンテカルロの路面は、例年よりもコンディションがドライでしたが、凍結や湿った部分もあって、非常にトリッキーでしたが、その状況でも、クルマのハンドリングはとても良く、セットアップとドライビングの両方をかなり改善することができました」

「土曜日はトラブルがありましたが、日曜日にはいいタイムも出て、さらに攻められる余地があるエリアもあったので、とてもいい勉強になりました」

ラリー・モンテカルロ結果
1. S.ローブ/I.ガルミッシュ フォード PUMA Rally1 3h00m32.8s
2 S.オジエ/B.ヴェイラス トヨタ GR YARIS Rally1 +10.5s
3. C.ブリーン/P.ネーグル フォード PUMA Rally1 +1m39.8s
4. K.ロバンペラ/J.ハルットゥネン トヨタ GR YARIS Rally1 +2m16.2s
5. G.グリーンスミス/J.アンダーソン フォード PUMA Rally1 +6m33.4s
8 勝田貴元/A.ジョンストン トヨタ GR YARIS Rally1 +12m24.7s

【STINGER】
photo by GAZOO RACING

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