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ノリス+マクラーレン、柔らかいタイヤで最速!!–プレシーズンテスト初日

初日の最速タイムを記録したのは、柔らかいC2タイヤを履いたマクラーレンのランド・ノリスだった。

3日間の予定で始まったバルセロナのカタルーニャ・サーキットでのプレシーズンテスト初日は、与えられる自由度はF1としては高くない統一の車両規則の中で、スムーズな曲面を描く美しいシェイプに違わないポテンシャルを証明。午前中に安定性を見せつけたシャルル・ルクレールとカルロス・サインツのフェラーリが、1-2を記録して幸先のいい滑り出しを見せた。

そのフェラーリを、午後の終盤に飛び越えて初日の最速を刻んだのは、ランド・ノリスのマクラーレンだった。ただし、ノリスのタイムは、柔らかいC2タイヤを履いた結果。9番手のフェルタッペン+レッドブル・ホンダと19番手のマゼピン+ハースの3人だけがC2タイヤを使い、たの7チームは、C3タイヤで走り込みを行なった。

午後にジョージ・ラッセルからシートを引き継いだルイス・ハミルトンは、走り出して直ぐに5番手タイムをマーク、さらに周回数を伸ばして4番手につけて力を誇示したが、新参のジョージ・ラッセルの後塵を浴び、さらにノリスの最速タイムで5番手に後退した。

今日1日を任された角田裕毅+アルファタウリは、120周を走破。最多周回数のフェルタッペン+レッドブルの147周には及ばなかったが、2番目に多くの周回数をこなしてマシンの学習を積んだ。角田は2日目をピエール・ガスリーに譲り、3日目最終日の午後に再びコクピットに戻る予定。

◆プレシーズンテスト初日結果
1.ノリス+マクラーレン 1分19秒568 102周 C4
2. ルクレール+フェラーリ 1分20秒165 80周 C3
3. サインツ+フェラーリ 1分20秒416 73周 C3
4. ラッセル+メルセデス 1分20秒784 77周 C3
5. ハミルトン+メルセデス 1分20秒929 50周 C3
6. フェッテル+アストンマーチン 1分21秒276 52周 C3
7. 角田裕毅+アルファタウリ 1分21秒638 120周 C3
8. アロンソ+アルピーヌ1分21秒746 146周 C3
9. フェルタッペン+レッドブル1分22秒246 147周 C2
10. ボッタス+アルファロメオ1分22秒572 23周 C3
11. アルボン+ウィリアムズ 1分22秒760 66周 C3
12. シューマッハ+ハース1分22秒962 23周 C3
13. ストロール+アストンマーチン 1分23秒327 67周 C3
14. ラティフィ+ウィリアムズ 1分23秒379 66周 C3
15. マゼピン+ハース1分24秒505 20周 C2
16. クビツァ+アルファロメオ1分25秒909 9周 C3
*周回数の右はタイヤ。C2=ミディアム / C3=ハード

[STINGER]山口正己
photo by McLAREN

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