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2022F1GP3戦終了時点の序列–好調フェラーリと団子の中団

22戦中の3戦を消化した2022F1GP。まずは開幕から3戦を中東とオセアニアで闘い、第4戦からは本場ヨーロッパに舞台を移して、本格的な闘いに突入する。

ここまで、開幕前のテストから好調だったフェラーリが、創立75年を記念してF1-75と名付けられたマシンで駿足を見せ、レッドブルとメルセデスをリード。ルクレール+フェラーリが3戦2勝を記録して、シリーズをリードしている。

気になるのは、“本家”を離れてレッドブルにメンテナンスを引き継いだホンダ由来のパワーユニットが、レッドブルとアルファタウリで都合3台が、いずれも冷却系統と思われるトラブルでパワーユニットを壊してリタイアしていることだ。

ホンダ本体なら、ダイレクトな原因究明と対策に即応できるが、予算規も含めて、スピードが鈍ったことが証明されてしまったことが証明されたかっこうだ。

一方、ここまでの3戦は、どのコースも高速で、パワーユニットでいえば出力の高さがタイムを左右する舞台での闘いだった。しかし次のイモラは、同じように高速でありながら、コーナリングのポテンシャルがタイムに効くレイアウト。流れが変化する可能性があり、“別の闘い”になる可能性が高い。

特に、フェラーリを中心にここまで来たトップ3の序列がどうなるのか、気になる。もちろん、中団の闘いは、さらに熾烈になるはずだ。

スクーデリア・アルファタウリの本拠地に近いイモラ・サーキットで行なわれる第4戦エミリア・ロマーニャGPは、角田裕毅への期待も含めて、楽しみなレースになりそうだ。

新たな勢力図が見えるはずの1週間後の4月22日金曜日のフリー走行1から、興味深い走行が始まる。

[STINGER]山口正己
photo by formula1.com

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