角田裕毅、週末が待ちきれない–ガスリーとともにホームコースのイモラを待っている
スクーデリア・アルファタウリの本拠地から僅か15km。10チーム中最もコースに近いホームコースのイモラで、2022シーズンの第4戦が始まる。ピエール・ガスリーにとっても、角田裕毅にとっても、最も力の入るコースだ。
角田裕毅は去年、予選を走れずに最後尾からスタートしたが、セルジオ・ペレスのレッドブル・ホンダに次ぐ12番手まで追い上げた。最も走り込んで自信をつけているイモラ。角田裕毅は腕まくりして22日金曜日のセッション開始を待っている。
角田裕毅
「オーストラリアに行くのが楽しみです。海の近くなので、空気がとても澄んでいて良かったけれど、去年は難しい週末でになって、特にロングランで思っていた以上に苦戦しました」
「初めて走るコースだったけれど、フリー走行1から自信が持てました。レースは大変でしたが、すでに、次のイモラに照準を合わせて改善するポイントが分かっていて、チームとともにそこに集中してプログラムを進めました。イモラはホームコースなので、興味深い週末になると思います」
「スプリント・レースのあるフォーマットは今年初めて。近年は、スプリント・レースを心配していたけれど、イモラは多くの周回をこなしているコースだったので、コースは熟知していました。今回は、スプリント・レースでいいところに行ければ、ポイント圏内でゴールできると思います」
「コースがここまでの3戦より狭いけれど、それが興味深いです。フリー走行1で、縁石に乗っていいかどうかを探って、予選までに適応させられると思っています。これまでの経験と、先週行なったシミュレーター・セッションでそれを確認しました」
「現在しばらくイタリアに住んでいたので、その家に滞在してホームコースに通えることで、レースに集中するためにより快適なシチュエーションだと思います」
ピエール・ガスリー
「オーストラリアGPは、純粋にスピードという視点からは前の2戦ほどではなかったけれど、サウジアラビアに続いてポイントをゲットできたので、長いフライトの甲斐があったよ」
「集中の糸を切らさないようにがんばらなければならならず、セフティカーのタイミングで不運に襲われたけれど、ポイントを拾えた。わずか2ポイントだったけれどポイント圏内にいることが重要だからね」
「まだまだやることはあるけれど、ボクたちのパッケージにはもっと可能性があるはず。今週のイモラに向けて、マクラーレンとアルピーヌが強敵とわかっている。中団での激しい接近戦になると思うけれど、ポテンシャルを改善できると思っている」
「イモラで、ステップアップできれば良いね。イモラはスクーデリア・アルファタウリの工場にとても近いこともあるし、ボクが本当に好きなコースだから、スタンドからはいつも以上にたくさんのサポートをもらえて特別な雰囲気になるので、本当にいいレースを観せたい」
「何カ所かの高速コーナーはとてもハイスピードだけれど複雑なコーナーもある。イモラで走ると本当にハッピーになるんだ。特に2020年は、レースではリタイアしてしまったけれど、予選4番手からスタートできるパフォーマンスを持っていたからね」
「コースが狭いので、追い越しはとてもトリッキーなので、今年が、ポイントを得点する別のチャンスになる土曜日のスプリントレースのために、金曜日にいいポジションをゲットすることが重要だね」