トヨタ・ガズー・レーシング5連勝–第90回ルマン24時間
90回目の記念すべきレースを迎えた伝統のルマン24時間レースは、トヨタ・ガズー・レーシングのトヨタGR010ハイブリッドが1-2フィニッシュ。トヨタが5連勝を飾った。
優勝は、ブレンダン・ハートレー/セバスチャン・ブエミ/平川亮の8号車。平川亮(左の写真)は、ガズー・レーシングのドライバーとして初めてのルマン24時間で栄冠を掴んだ。
伝統のレースは、雨がまったくない歴史的に珍しいレースとなった。2台のトヨタGR010ハイブリッドは、ロペスがドライブ中に7号車がコース上に停止するトラブルに見舞われたが、ピットに戻って修復/復活し、序盤からランデブー走行し形成した。
ルマン100周年となる来年は、プジョーが復帰する。ここ数年、ライバルなき闘いで勝って当然のトヨタGR010ハイブリッドが、久々に強敵と相まみえる。
プジョーは、2022ルマンにデビューの予定が遅れ、今シーズン第4戦のモンツァで初陣を迎え、10月のWECジャパンにも登場すると言われ、ハイブリッドを進化させ続けたトヨタGR010ハイブリッドとどう戦うか注目される。
【STINGER】
photo by WEC