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フォードの秀作『9days of summer』、必見!

フォードの復帰を、期待を込めて復帰を発表したビル・フォード社長(左から二人目)。

2月3日にニューヨークで行なわれたオラクル・レッドブル・レーシングの新車発表会の会場で、2026年からレッドブル・レーシングとジョイントするフォード社の社長が、フォードが20年以上の空白をおいてF1に復帰すると語った。

フォードは、1963年第8戦に、グラハム・ヒルのロータスに積まれてデビューし、176勝している。これは、フェラーリの243戦、メルセデスの213戦に次ぐ3番手の記録。1967年第3戦で初優勝し、最後のフォードエンジンでの優勝は2003年第3戦、ジャンカルロ・フィジケラのジョーダンによるのブラジルGPの176戦目だった。

2000年からはコスワースに手に委ねられ、2003/2004年は欠場したが2014年まで参戦していた。

そのエンジンは、フォード・コスワースDFVと呼ばれた。DFVはダブル・フォア・バルブの意。“コスワース”は、開発したコスワース社の二人の代表者の名前であるマイク・コスティンとキーク・ダックワースの名字の“コスティン/ダックワース”の「コス」と「ワース」を合体させたもの。

そのフォードとF1との出会いを記録した映画がある。フォードが創った秀作のタイトルは『9days of summer』。50年前の映画としては様々な趣向を凝らした内容で、さすが大自動車メーカーの作品を感じさせる充実ぶりだが、なにより、コリン・チャップマン、マイク・コスチン、キーク・ダックワース、ジム・クラーク、グラハム・ヒルなどの登場人物がすべてホンモノ。一見の価値ありの作品だ。

ちなみに、『9days of summer』の冒頭のグラハム・ヒル+ロータス・フォードがリードする1967年ザンドボールドのオランダGPのスタートシーンの画面左端、ダートに飛び出しそうになりながら加速しているのは、6位からスタートして出遅れたジョン・サーティースのホンダ。

フォードが復活してホンダと再び相まみえる2026年が待ち遠しい。

[STINGER]山口正己
Photo by FORD

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