フォーミュラ1+ユニセフが世界の恵まれない子供を救うために立ち上がった!
フォーミュラ1が、ユニセフとジョイントして、世界の恵まれない子供たちの育成や援助をすることを決めた。
フォーミュラ1が発表した新しいパートナーシップは、世界の子供たちへの教育が十分に行き届いていない現状から、10歳児の70%が満足に読み書きができないという現状を確認、さらにコロナ禍で悪化したその状況から、質の高い教育を世界中に届けるための支援として行なうことを決めた。支援を受ける子供たちの中には、先日の大地震で甚大な被害を受けたトルコとシリアの子供たちも含まれる。
ユニセフは、今回のF1とのパートナーシップの優先事項を、「今後3年間、650万人の恵まれない子供たちが、科学、技術、工学、数学などの主要分野を含む質の高い教育を受けられることをテーマに提供される場所で、子供たちが教育を受けられるようになると考えている」としている。
F1のプレジデント兼CEOのステファノ・ドメニカリは、「F1は、研究、技術、イノベーションがドライバーとチームの成功に重要な役割を果たす場であることから、教育がフォーミュラ1の中核と言える」とコメント。次のように続けた。
「ユニセフとのパートナーシップで、世界で最も恵まれない子供たちが直面している教育の格差を埋めることができる。質の高い教育を受ける権利と、有事の際に保護される権利を持っているすべての子供が、目標を達成するために必要な知識とスキルを身につけられるようにするお手伝いができることを誇りに思います」
一方、英国ユニセフ委員会(UNICEF UK)のジョン・スパークス最高責任者は、「教育への投資が、子供たちの成長に不可欠です。学習の危機を防ぐために今すぐ行動しなければなりません。より多くの子供たちが質の高い学習と、学校、仕事、生活で成功するために必要なスキルトレーニングを受けられることを目指して、新しいパートナーシップはスタートしています」と語った。
F1は、新たなテーマへの挑戦を開始した。
[STINGER]山口正己
Photo by FORMULA1