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ミスを認めて3日目にかける勝田貴元

沈着冷静な自己分析で3日目に挑む勝田貴元。

勝田貴元は、ワークス・ドライバーとして初めて、2月9日から12日の4日間で闘われるWCR第2戦ラリー・スウェディッシュをスタート。初日はSS2=4番手、SS3=3番手の総合5位。

好調な滑り出しを見せ、2日目は、さらにペースを上げ、最長の25.81kmのSS4でベストタイムを記録。だが、続くSS5で轍に弾かれ、雪の壁に当たって激しく転倒。ナビのジョンストンと共に走れる状況に修復を試み、ステージを走りきったが、転倒でのフロントセクションの冷却系統破損が響いて次のSS6でクルマを停めてこの日のリタイア。2日目は試練の日となった。

だが、 勝田のヤリスは、サービスパーク完全に修復され、勝田はチームに感謝した。

勝田貴元
「2日目朝は、クルマのフィーリングが非常に良く、とても楽に走ることができていました。それほどプッシュしていなかったにも関わらずフィーリングは良く、タイムも出ていたので、とてもハッピーでした」

「午後は、限界まで攻めることなく高いスピードを保とうとしたのですが、路面には滑りやすい雪が多く、深い轍も刻まれている非常に難しいコンディションでした」

「SS5のフィニッシュ近くの高速コーナーで、轍のために十分スピードを落とすことができず、クルマの向きも完全には変えることができなかったため、コーナリングラインが膨らんでしまい、スノーバンクに激突してしまいました。完全に自分のミスですし、チームに本当に申し訳ないことをしてしまいました」

「今朝はとても良いスタートを切っていただけに残念です。明日、再出走して良いフィーリングを取り戻せることを願っています」

トップタイムと転倒で波乱のドラマの主人公になった勝田貴元だったが、きわめて的確に状況を見極め、アクシデントの原因を自分のミスと冷静に分析して2日目を終え、3日目の11日に備えた。

【STINGER】
Photo by GAZOO RACING WRT
Movie by WRC

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