注目のアルファタウリの二人、「準備は万端」!
開幕戦を前にして、ドライバーはそれぞれ集中の時間に入った。スクーデリア・アルファタウリから、二人のドライバーの本番への心境が届いた。
ニック・デ・フリーズ
「開幕戦に向けて、間違いなく準備はできているよ。昨年の10月からグリッドにつくことが曖昧だけれど見えていたし、準備期間も長かったからね。この瞬間をその数カ月だけでなく、一生分くらい楽しみにしてきたから、間違いなく準備万端だよ!」
「テストはとてもうまくいった。多くの周回を重ねて、予定のログラムを実行できて、パッケージについて多くを学んだ。F1マシンやチームについて、いろいろテストできたよ」
「中団の争いとてもタイトになりそうだから、僕らがどのポジションにいるかまだ分からない。タイムがコンマ2秒違うと順位も大きく変わるし、週末ごとに変化するはずだからね。もちろん、上位に食い込めむようにベストを尽くすよ」
「昨年のマシンは1回しかテストしていないけれど、今回のマシンは明らかに進化している。グリッド全体を見渡すとと、全員が自分たちのパッケージを少しずつ最適化しようとしていた。もらろん僕たちもね」
「率直な感想は、ルールは変わらないから、根本的には2台のマシンに大きな違いはないけれど、これまでと違うPUサプライヤーとの仕事に適応しなければ。当然、仕事のやり方はいつも少し違うけれど、何マイルも離れているわけではないし、クリアーできると思っている」
「初めてのF1フルシーズンで、グリッドでの気分はどうなるだろうね。週末やその数日前に感じる特別な世界はこれまでの経験と少し違うかもしれないけれど、ここまで何度もスタートを経験しているから、今回もそうなると思う」
「エンジンに火が入って、自分だけでなくグリッドでライトを待っているときがどうなるか楽しみ!」
角田裕毅
「バーレーンのスムーズなテストで、多くのデータを集めることができました。マシンの限界や、プラス面とマイナス面を発見でき、それが今週末本番でとても役立つに立つと思います」
「昨年のマシンに比べて確実に進歩していることを確認でた部分もあれば、取り組むべき部分もあるけれど、全体的にはロングランとパフォーマンスランを織り交ぜつつ、最も多くの周回をこなせたテストだったので、信頼性も悪くないと思います」
「昨シーズン当初はそれが課題だったので、改善されているのは心強いですね。この勢いを今週末も維持していきたいです」
「昨年のマシンは、ダウンフォースが足りず、特に高速域でマシンがスライドしてしまって、タイヤをセーブするのに苦労したけれど、今年のマシンはそこがかなり改善されています」
「今年からタイヤの仕様が変わり、テストでは特にロングランでの挙動が変わっているのを感じたので、それに適応していかなければならないけれど、それは誰にとっても同じことですから。デクラデーションがかなり厳しそうだけれど、日中の暑いコンディションでの走行が多かったですからね。今週末の同じコースのレースの重要な時間は夜間になので、涼しくなるので対応可能と思います」
「PUに関しては、先週は1回のセッションで何かを提案したら、次のセッションですでに良くなっていたのがうれしかったです。みんなが同じ方向を向いて、チームとしてうまく機能している証拠と思います」
「今は、レースができるのがとても楽しみです。今年の目標は、週末を通してより安定したパフォーマンスを発揮し、それがレースでより良いパフォーマンスを生み出すことです。新しいトレーナーやエンジニアも加わって、変化もあったけれど、個人的には十分な準備ができたと思うし、去年から前進し続けることが目標です。いつも通り、100パーセントの力で頑張ります」
【STINGER】
Photo by Photo by Scuderia AlphaTauri