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ポルトガルでスポーツカーバトル再燃の狼煙!?

4月16日(日曜日)に、ポルトガルのポルティモアで決勝レースを行なった2023WEC第2戦は、トヨタGR010が開幕戦に続いて連勝、ハイパーカーの4連勝で強さを持続したが、スタート直後に、トヨタの1-2にフェラーリが割って入り、序盤は、トヨタ-フェラーリ-ポルシェ-プジョー-キャデラックのトップ5メーカーのハイパーカーが連なる見応えある展開を見せ、スポーツカー耐久レースが面白くなる期待を高めるレースとなった。

また、2022チャンピオンであり、ルマン24時間ウィナーの平川亮/セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレイのゼッケン8号車が、2位以下を周回遅れに優勝。今回もトヨタが連勝したとはいえ、開幕戦で優勝した小林可夢偉組の7号車は、序盤に、リアのドライブシャフトセンサーが正常に作動していないとして交換を指示されて34位に後退して9位に留まり、“いつもの”1-2ではなかった。

2023WEC第3戦は、2週間後の4月29日(土)に、ベルギーのスパ・フランコルシャン6時間を経て、6月10日(土)-11日(日)のル・マン24時間の100周年記念大会と続く。

平川亮(8号車 ドライバー)
「チームが完璧な仕事をしてくれて勝てたことを本当に嬉しく思います」

「GR010 HYBRIDは好感触でしたし、前戦セブリングでは僅か2秒差で勝利を逃していただけに、今季初勝利を挙げられたことに本当に満足しています」

「首位でバトンを受けとり、その座を着実なものとすべく、2位のフェラーリとの差を広げることが出来ました。ここポルティマオのように1周が短く、コース上のトラフィックが激しいコースでは、それは容易ではなく、神経を研ぎ澄ませる必要がありましたが、自分の走りには満足しています」

「7号車は週末を通して速かっただけに、彼らの結果は残念です。スパがすぐに待っているので、チームとしてさらに強くなって戻ってこられるよう頑張ります」

小林可夢偉(チーム代表兼7号車ドライバー)
「チーム全体として、8号車の優勝は喜ばしいことでしたが、全くミス無く、勝利に値する走りでした」

「7号車は、上位フィニッシュのチャンスは失われてしまいましたが、僅か11分で素晴らしい作業を終えてくれた2台の車両のメカニックに感謝していますし、チームの頑張りを本当に誇らしく思いますが、クルマの感触はレースを通して良かっただけに、運が無かったとしか言いようがありません」

「次戦へ向けた準備のために更なるハードワークが必要です。次戦スパまでは僅かな期間しかありませんが、ル・マンへ向けた準備のためにも重要なレースです。ライバルとの差がさらに縮まってきていることは明確であり、さらに強くなって戻ってくるべく集中していきます」

WEC第2戦ポルティマオ6時間トップ5
1.セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮 トヨタ GR010 HYBRID
2.アントニオ・フオコ/ミゲル・モリーナ/ニクラス・ニールセン フェラーリ499P
3.ケビン・エストレ/アンドレ・ロッテラー/ローレンス・バンスール ポルシェ 963
4.アール・バンバー/アレックス・リン/リチャード・ウェストブルック キャデラックVシリーズR
5.ロイック・デュバル/グスタボ・メネゼス/ニコ・ミュラー プジョー 9X8
9.マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス トヨタ GR010 HYBRID

【STINGER】
Photo by GAZOO RACING

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