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ルクレール、駿足でリスキーな高速市街地を制圧!

今回も勇気とテクニックを証明したフェラーリのルクレール。

フェルスタッペン+レッドブルとルクレール+フェラーリがトップを争った午前中のフリー走行1に続いて、午後に行なわれた日曜日のレースのグリッドを決める予選で、ルクレール+フェラーリが終了間際に逆転してフェラーリが好調を持続した。ルクレール+フェラーリは、開幕戦のバーレーンから連続ポールポジションで速さを示した。

フェラーリとレッドブルの4台が交互に並び、ノリス+マクラーレンが5番手、デ・ブリース+アルファタウリが続き角田裕毅+アルファタウリは14番手でセッションを終えた。

今回は、2021年にシルバーストーンのイギリスとGPで始まったF1スプリント・レース。今週末のバクーでは、23戦が予定されている3023F1GPの6レースの中で最初のスプリント・レースとなる。

これまでも、狭くて高速のバクーは、アクシデントの多い市街地サーキットとして知られているが、今回もバリアに接触するアクシデントが連発し、赤旗で2度の中断があった。

フリー走行1では、デ・ブリース+アルファタウリが1コーナーを曲がり損なってウォールに刺さり、ガスリー+アルピーヌが、同じく1コーナーを曲がり切れずに右リヤをバリアにヒットして赤旗の原因となり、サインツ+フェラーリもスピン。オコン+アルピーヌとハミルトン+メルセデスも“壁に擦っちゃったよ”とチームに報告した。

終盤、ペレス+レッドブルが最速タイムを記録したが、それをマックス・フェルスタッペンが更新してレッドブルが1-2。同僚のデ・ブリースがクラッシュしたのに対して、角田裕毅+アルファタウリは12番手から8番手に躍進。サージェント+ウィリアムズも、ストレートスピードを活かして7番手に君臨してみせた。

予選では、最後の土壇場で、2番手タイムを記録したアロンソ+アストンマーチンが注目を集めたが、ルクレール+フェラーリがさらにタイムを更新した。

角田裕毅+アルファタウリが8番手に食い込んでスタンドから拍手が贈られたが、アルボン+ウィリアムズとストロール+アストンマーチンがタイムアップし、ハミルトン+メルセデスともどもノックアウトゾーンに追い込まれた。

ノックアウトゾーンにいたハミルトン+メルセデスが、最後のアタックで10番手に食い込んだのは流石だったが、11番手にはじき出されていた角田裕毅+アルファタウリが、最後の最後に7番手タイムを記録して再び拍手を浴び、以下の10台がQ3に進んだ。
1. シャルル・ルクレール+フェラーリ
2. マックス・フェルスタッペン+レッドブル
3. セルジオ・ペレス+レッドブル
4. カルロス・サインツ+フェラーリ
5.フェルナンド・アロンソ+アストンマーチン
6.ランド・ノリス+マクラーレン
7.角田裕毅+アルファタウリ
8.ルイス・ハミルトン+メルセデス
9.ランス・ストロール+アストンマーチン
10.オスカー・ピアストリ+マクラーレン

フェルスタッペンとペレスのレッドブルとフェラーリの戦いだった。最後のアタックは、トップ2台が1分42秒445、1/1000秒まで同タイム。先に出したフェルスタッペン+レッドブルがトップに記録されたが、戦いの激しさを証明した。

予選では、ルクレール+フェラーリはバクーで3年連続のポールポジション。狭くて高速なバクーで、リヤタイヤを1コーナーのウォールにこすり付けるギリギリの限界アタックだった。

一時は7番手にいた角田裕毅+アルファタウリが、最後にストロール+アストンマーチンに抜かれて8番手に落ち、7番手にポジションを取り戻したが結果的に10番手で初日を終えた。

ペレス+レッドブル(予選3番手)
「Q1はトリッキーだった。タイヤを決勝に残すためにあまり使いたくなかったんだけれど、3番手は残念。でもレースがあるからね。フェラーリがライバルと思っていたけれど、シャルルはいい仕事をしたね」

フェルスタッペン+レッドブル(2番手)
「ギリギリに攻めたけれど、最終的にタイムにつながらなかった。もちろん、ポールの方が嬉しいけれど、日曜日のレースの前に明日のスプリントに向けて改善できることがあると思う。ミスなくやりたいね」

ルクレール+フェラーリ(日曜日のレースのポールポジション)
「ポールは驚いているけれど、いい週末にしたいね。メルセデスとアストンマーチンの前に行きたいと思っていたけれど、今日は初めからいいフィールだった。ミディアム・タイヤを試していないけれど、 明日のスプリントでもプッシュします」

アゼルバイジャンGP予選結果(for Sunday)
1.ルクレール+フェラーリ
2.フェルスタッペン+レッドブル
3.ペレス+レッドブル
4.サインツ+フェラーリ
5.ハミルトン+メルセデス
6.アロンソ+アストンマーチン
7.ノリス+マクラーレン
8.角田裕毅+アルファタウリ
9.ストロール+アストンマーチン
10.ピアストリ+マクラーレン
11.ラッセル+メルセデス
12.オコン+アルピーヌ
13.アルボン+ウィリアムズ
14.ボッタス+アルファロメオ
15.サージェント+ウィリアムズ
16.周冠宇+アルファロメオ
17.フルケンブルグ+ハース
18.マグヌッセン+ハース
19.ガスリー+アルピーヌ
20.デ・ブリース+アルファタウリ

【STINGER】
Photo by Scuderia FERRARI

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F1 ポイント・ランキング

F1ドライバーズ・ポイント
1位マックス・フェルスタッペン491ポイント"
2位セルジオ・ペレス240ポイント
3位ルイス・ハミルトン220ポイント
F1 コンストラクターズ・ポイント
1位レッドブル・レーシング860ポイント
2位メルセデス409ポイント
3位フェラーリ406ポイント

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