悔しい“誤診”も次に切り換えた角田裕毅
角田裕毅+アルファタウリは、終始安定したレースをスペインGPで続けていたが、終盤、周冠宇+アルファロメオとの先陣争いで、“幅寄せしたカド”で5秒のペナルティ。
しかし、ビデオ映像で確認しても、角田裕毅+アルファタウリのステアリングは進行方向に向いており、幅寄せの兆候は皆無だった。
とはいえ、裁定は裁定。角田は、誤診といえるペナルティを受け入れ、次に気分を切り換えた。
「とても残念で悔しいです。他のドライバーをコース外に追いやったことで与えられたペナルティは厳しいですが、受け入れなければならないものです」
「(周冠宇+アルファロメオとの間の)スペースはほとんどなかったけれど十分だったと思います」
「ポジティブな面を挙げるとすれば、チームは素晴らしい仕事をしてくれて、これまで抱えていたブレーキの問題を改善し、ここ2レースでポイント争いに加わることができたことてす」
「これはクルマが良くなって、ハードワークが報われたことを示すものです。もうこの週末は終わったので、明日の、いや次のカナダGPに心を切り換えて、次のレースを楽しみにします」
[STINGER]山口正己
Photo by Scuderia AlphaTauri