角田裕毅、カナダGPのセットアップに自信!
カナダGPは、今週末、地元の英雄ジルヴィルヌーヴの名が冠されたモントリオールのノートルダム島のジル・ヴィルヌーブ・サーキットで行なわれる。
モントリオールは、温暖な気候に加え、フレンドリーな人々とモントリオールの平和な雰囲気がドライバーや関係者に好まれ、多くのドライバーが“最も好きな場所”に挙げている。
角田裕毅、もその雰囲気を気に入っている。
「スペインでのペナルティでポイントを取れなかったのは悔しいけれど、それを差し引いても、安定していた週末だったと言えるし、本当に満足しています。特にレースの戦略で、チームはいい仕事をしてくれたし、予選でもエンジニアやチームから助けられました」
「チームがうまく連携できていて、それ以上にチーム自体が良くなって、みんなが同じ方向に向かってチームを引っ張ってくれています。現段階では苦戦を強いられていますが、レースでいい結果を残せているのは、みんなが頑張ってくれているからです」
「ボクの今年の目標は、集中力と努力の面で100%の力を発揮できるようにすることだったけれど、それができるようになっていて、プッシュしているからこそ、常に限界にチャレンジできています。それがミスにつながることもあるけれど、そこから学ぶことができています。バルセロナでは、期待していなかったオーバーテイクを楽しむこともできたし、ペースもとてもよかったです」
「カナダGP会場のモントリオール・サーキットは、難しいけれと運転が楽しいし、雰囲気も素晴らしいです。ストリートサーキットでありながら、鈴鹿のように昔ながらの常設サーキットの雰囲気があって、白線からはみ出すとすぐに芝生の上で、ドラッグを覚悟してハイダウンフォースを得ることが必要なので、セットアップの面ではトリッキーです」
「昨年のカナダGPは、クルマを理解する上でちょっとしたターニングポイントになったのを覚えています。フリー走行ではかなり苦戦しましたが、レースに向けて、エンジニアと検討して、クルマも自分も速くなるための方向性を理解することができて自信が持てました」
「モントリオールで見つけたバランスのとれたセットアップは、今も使っているものです。先週、チームのシミュレーターでもそれを再確認できて、セットアップの微調整作業にも満足しているので、うまくいくことを願っています」
【STINGER】
Photo by Scuderia AlphaTauri