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悔しさにじむアルファタウリの2台–イギリスGP予選

角田裕毅もデ・ブリースも、悔しさが残る予選になった。

イギリスGP週末のアルファタウリは、順調にプログラムを進めていた。テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、「2台ともQ1での走行プログラムはスムーズで、適切なタイヤを装着し、プッシュラップとクールラップの順序も適切で、新しいセットを使うタイミングも賢明だった」とコメントした。

しかし予選では、Q1開始早々の赤旗ぢ足並みが乱され、Q1生き残りをかけた最後のアタックは悔しさが残る結果となった。

角田裕毅はQ2進出を狙ったが、ターン16手前のブレーキで微かなミス。デ・ブリースは、最終走行を決められなかった。エギントンTDは、「何が起こったのか、データを調べる必要がある。スタートポジションは決勝に向けてより難しいものになるけれど、レースで2台とも前進できるよう、どんなチャンスでも逃さないように準備に集中する」とコメントした。

角田裕毅(AT04-02、22号車)
【フリー走行3】
ベストラップ:1分28秒337(10位/21周)
【予選】
ベストラップ:(Q1)1分30秒025、10番手、21周 17番手

人気も実力も上昇中の角田。しかし、歯車がかみ合わない。

「悔しいし残念だけれど、自分のパフォーマンスには満足しています。路面状況がどんどん良くなり、最後はほぼ完全なドライになる中で、チームが戦略をうまく立ててくれたお蔭です」

「新しいアップグレードでいろいろなことを試しましたが、昨日(金曜日)と比べるとマシンのフィーリングが良くなって、特に低速コーナーでは必要なところでより多くのグリップを感じるし、狙っていた高速コーナーでは回転が上がっていました」

「もちろん、改善の余地はあります。クルマの挙動をもっと理解しようとしているところです」

「明日は自分をリセットして、クルマのポテンシャルをできる限り引き出して、可能な限り上位でフィニッシュするためにできることは何でもしようと思っています」

デ・ブリース+アルファタウリ
【フリー走行3】
ベストラップ:1分28秒504(11番手/20周)
【予選】
ベストラップ:(Q1)1分30秒513(19位/20周)
「予選は、雨でコンディションが変化するとてもトリッキーな状況でした」

「序盤はまずまずのラップができたけれど、最後の1ラップの勝負で、タイヤが冷えてしまい、最終コーナーでブレーキングをミスして突っ込みすぎて大きくタイムをロスしてしまった」

「本来ならもっと競争力があって、混戦のなかにいたはずだったけれど、コンディションが変化する中で、大事なときにうまくまとめられませんでした」

「プラクティスでは長い距離を走ってデータを取れているけれど、明日のレースは簡単にはいかないと思う。コースの大部分が高速で、オーバーテイクはもちろん、ついていくのも難しいから、雨は少しだけなら大歓迎です!」

[STINGER]山口正己

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