ライブタイムメモ/2023F1GP第11戦/イギリスGP/シルバーストン・サーキット/ノーザンプトン/イギリス/決勝
<14時30分>(日本時間22時30分)
土曜日の予選は、雨で路面状況が変化を続け、最後までオーダーが見えない緊迫した展開の中で、僅差の戦いとなった。もちろんレースは“別の日”。晴れ上がった空もそれを語っているが、超高速コースの戦いがどんな流れになるのか興味は尽きない。
上空には、入道雲を浮かべた青空が広がっている。
気温は22℃。降水確率は17%。ドライコンディションの中で30分後にスタートが切られる。
予選グリッドは以下の通り。
1.フェルスタッペン+レッドブル
2.ノリス+マクラーレン
3.ピアストリ+マクラーレンペレス+レッドブル
4.ルクレール+フェラーリサインツ+フェラーリ
5.サインツ+フェラーリ
6.ラッセル+メルセデス
7.ハミルトン+メルセデス
8.アルボン+ウィリアムズ
9.アロンソ+アストンマーチン
10.ガスリー+アルピーヌ
11.フルケンブルグ+ハース
12.ストロール+アストンマーチン
13.オコン+アルピーヌ
14.サージェント+ウィリアムズ
15.ペレス+レッドブル
16.角田裕毅+アルファタウリ
17.周冠宇+アルファロメオ
18.デ・ブリース+アルファタウリ
19.マグヌッセン+ハース
20.ボッタス+アルファロメオ
シルバーストン上空は灰色の曇に覆われているが、周辺には雨を振らせるどす黒い雲が見え、スタート地点に近づいている。
<15時00分>(日本時間23時00分)
フォーメーションラップが始まった。
レースの注目は山盛りだ。
◆いつものようにポールポジションはフェルスタッペン+レッドブルだが、このタイムは最後のギリギリでひねり出したもの。そこまでは、下位に沈んでいた。
◆マクラーレンの2台が2番手と3番手に並んでいる。3番手のピアストリは、このレースが彼の戦績の中でターニングポイントとして歴史に残るに違いない。
◆いつもなら後方グリッドのはずのアルボン+ウィリアムズが8番手にいる。
◆角田裕毅+アルファタウリは、後方16番手。追い越しが難しいここで、どんなレースを展開するのだろうか。
<15時00分>(日本時間23時00分)
スタート!
ノリス+マクラーレンが逃げ、ピアストリ+マクラーレンがフェルスタッペン+レッドブルの背後からチャンスを伺っている。
角田裕毅+アルファタウリは3つ順位を上げた。
2周目
1.ノリス+マクラーレン
2.フェルスタッペン+レッドブル
3.ピアストリ+マクラーレン
4.ルクレール+フェラーリ
5.ラッセル+メルセデス
6.サインツ+フェラーリ
7.アロンソ+アストンマーチン
8.ハミルトン+メルセデス
9.ガスリー+アルピーヌ
10.アルボン+ウィリアムズ
11.ストロール+アストンマーチン
12.オコン+アルピーヌ
13.角田裕毅+アルファタウリ
14.フルケンブルグ+ハース
15.ペレス+レッドブル
16.サージェント+ウィリアムズ
17.デ・ブリース+アルファタウリ
18.ボッタス+アルファロメオ
19.周冠宇+アルファロメオ
20.マグヌッセン+ハース
ノリス+マクラーレンとフェルスタッペン+レッドブルの差は0.5秒+。
フェルスタッペン+レッドブルとピアストリ+マクラーレンの差は0.6秒。
4周目
フェルスタッペン+レッドブルが前に出た!
アロンソ+アストンマーチンとハミルトン+メルセデスの7番手争いが熾烈。
7周目
ハミルトン+メルセデスがアロンソ+アストンマーチンをパス!
☆☆シルバーストンは追い越しが難しいコースじゃなかったのか!
9周目
ラッセル+メルセデスが4番手のルクレール+フェラーリの背後につけている。
☆☆上位12台のうち、5番手を走るラッセル+メルセデスだけがソフトタイヤ。他は全員ミディアム。
13周目
ペレス+レッドブルがストロール+アストンマーチンを交わした。
トップ12のうち唯一のソフトタイヤのラッセル+メルセデスだが、タイムが落ちない。気温が下がっているのが吉と出ている。
16周目
角田裕毅+アルファタウリが、一端は抜いたサージェント+ウィリアムズに抜き返され、直後にピットイン、タイヤをハードに交換して18番手で戦列に戻った。
1.フェルスタッペン+レッドブル
2.ノリス+マクラーレン
3.ピアストリ+マクラーレン
4.ラッセル+メルセデス
5.サインツ+フェラーリ
6.ハミルトン+メルセデス
7.アロンソ+アストンマーチン
8.ガスリー+アルピーヌ
9.ペレス+レッドブル
10.アルボン+ウィリアムズ
11.ストロール+アストンマーチン
12.ルクレール+フェラーリ
13.サージェント+ウィリアムズ
14.デ・ブリース+アルファタウリ
15.周冠宇+アルファロメオ
16.ボッタス+アルファロメオ
17.マグヌッセン+ハース
18.角田裕毅+アルファタウリ
19.フルケンブルグ+ハース
—-以下リタイア
20.オコン+アルピーヌ
26周目
ルクレール+フェラーリがストロール+アストンマーチンをパスして11番手。ハードタイヤを履いている。
27周目
サインツ+フェラーリがピットインしてハードタイヤへ。
52周レースの28周目
フェルスタッペン+レッドブルがファステトスラップを記録、ノリス+マクラーレンに8秒近い差を着けている。
29周目
ラッセル+メルセデスがミディアムに交換。9番手でコースへ。
ペレス+レッドブルもピットイン。
30周目
ピアストリ+マクラーレンがピットイン。ハードタイヤが用意されている。6番手でコースに戻った。
31周目
9番手でコースに戻ったラッセル+メルセデスがファステトスラップを記録してルクレール+フェラーリに迫り、難なく交わして8番手へ。
ルクレール+フェラーリ、食い下がるが追いつけない。
32周目
ガスリー+アルピーヌ、ストロール+アストンマーチンがソフトタイヤへ。
☆☆マグヌッセン+ハースがスローダウン。火が出た。煙に包まれて、ヴァーチャル・セフティカー!
ヴァーチャル・セフティカーからセフティカーになった。
ルクレール+フェラーリがピットインした。
セフティカー中
1.フェルスタッペン+レッドブル
2.ノリス+マクラーレン
3.ハミルトン+メルセデス
4.ピアストリ+マクラーレン
5.ラッセル+メルセデス
6.アロンソ+アストンマーチン
7.サインツ+フェラーリ
8.ペレス+レッドブル
9.アルボン+ウィリアムズ
10.ルクレール+フェラーリ
11.ガスリー+アルピーヌ
12.ストロール+アストンマーチン
13.サージェント+ウィリアムズ
14.ボッタス+アルファロメオ
15.周冠宇+アルファロメオ
16.角田裕毅+アルファタウリ
17.デ・ブリース+アルファタウリ
18.フルケンブルグ+ハース
—-以下リタイア
19.マグヌッセン+ハース
20.オコン+アルピーヌ
52周レースの39周目
セフティカーが去り、レース再開!
ハードタイヤのノリス+マクラーレンにハミルトン+メルセデスが襲いかかる。ギリギリの高速バトルにスタンドは狂乱状態。
ハードタイヤのノリス+マクラーレンにソフトタイヤを履いたハミルトン+メルセデスが襲いかかる。ギリギリの高速バトルにスタンドは狂乱状態。
ピアストリ+マクラーレンがハミルトン+メルセデスの背後から様子を伺っている。
まるでオーバルコースのようなシビアな戦いが展開している。
アロンソ+アストンマーチン、サインツ+フェラーリ、ペレス+レッドブルの6、7、8番手バトルも激しく続いている。
残り7周
シルバーストンは今年も最後の最後まで目が離せない。
ペレス+レッドブルが際を交わして7番手、アルボン+ウィリアムズが続いた。すさまじいバトル!
ガスリー+アルピーヌがサインツ+フェラーリを交わして10番手、だがサインツ+フェラーリがすぐにポジションを取り返した。この先陣争いが300㎞/hで行なわれているとは信じられない。
ガスリー+アルピーヌが左リヤタイヤをパンクさせてスローダウン。
☆☆ガスリー+アルピーヌは、ストロール+アストンマーチンをパスした際に接触していた。
ガスリー+アルピーヌがピットでリタイアを決めた。
☆☆ガスリー+アルピーヌとの接触でストロール+アストンマーチンに5秒ペナルティ。
フェルスタッペン+レッドブルシーズン10連勝。昨年の最終戦から11連勝で、さらなる高みに飛躍した。
ノリス+マクラーレンとハミルトン+メルセデスが2位と3位。表彰台に二人のイギリス人が並んだ。
ノリス+マクラーレンは、スローダウンして観客席に手を振り、“やったぜ!”と感激のチームラジオ。
コクピットを下りたノリスとハミルトンががっちりと抱き合って健闘を讃えあった。
優勝はフェルスタッペン+レッドブルだったが、“イギリスの日”だった。
イギリスGP結果
1.フェルスタッペン+レッドブル
2.ノリス+マクラーレン
3.ハミルトン+メルセデス
4.ピアストリ+マクラーレン
5.ラッセル+メルセデス
6.ペレス+レッドブル
7.アロンソ+アストンマーチン
8.アルボン+ウィリアムズ
9.ルクレール+フェラーリ
10.サインツ+フェラーリ
11.サージェント+ウィリアムズ
12.ボッタス+アルファロメオ
13.フルケンブルグ+ハース
14.ストロール+アストンマーチン
15.周冠宇+アルファロメオ
16.角田裕毅+アルファタウリ
17.デ・ブリース+アルファタウリ
—-以下リタイア
18.ガスリー+アルピーヌ
19.マグヌッセン+ハース
20.オコン+アルピーヌ
[STINGER]山口正己