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小林可夢偉、NASCAR初挑戦に好感触!

新たなチャレンジとしてNASCARを楽しんだ小林可夢偉。

小林可夢偉が、新たなチャレンジとして、インディ500の舞台であるインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで行なわれた『NASCAR カップ・シリーズ 第24戦Verizon 200 at the Brickyard』でNASCARシリーズにデビュー、33位でフィニッシュした。

レースは、快晴のインディアナポリス・モーター・スピードウェイのロードコースを午後14時40分にスタート、総距離199.98マイル(約332km)、周回数82周で行なわれた。

28番グリッドからスタートした小林は1周目にひとつポジションをアップしたが、2周目に2コーナーで追突されて37番手に後退。同じ周の他のコーナーで他車が接触したタイヤバリア修復のためにセーフティーカーが導入された。

その間可夢偉は損傷具合の確認のためにピットイン、最後尾にポジションを落としたが、レースが再開ごは攻めた走りでポジションを取り戻し、24周目、この日2度目のピットインで給油と新品タイヤ交換を実施し31番手。

27周目にコース上の全体3番手、続く28周目には全体2番手のラップタイムを記録してみせ、上位ドライバーたちと同等のペースを披露。55周目に3度目のピットインを行なった後、29番手まで順位を上げてさらにペースを上げていくが、65周目の1コーナーで2度目の追突をされて再びポジションダウン。74周目のセーフティーカーが導入のタイミングで4度目のピットイン。新品タイヤに交換したが33位でNASCARデビュー戦を終えた。

小林可夢偉
「スタートはポジション取りも良かったですが、2周目に追突されて、いきなりNASCARの洗礼を受けました」

「クリーンに走ることができた2セット目のタイヤは、慣れもあってペースに問題はなかったですが、3セット目のタイヤの時にまた追突され、レース全体を通じていいペースで走り続けたかったです」

「経験が少ない中でNASCARて戦えそうな手応えを感じる瞬間もあったので、クルマに慣れて、動かし方を理解すれば、充分いいレースができると感じています」

「今回、豊田会長、佐藤社長がチャレンジを応援してくださり、北米トヨタのボブ・カーター元副社長にもサポートを頼んでいただき、常に心強いサポートを感じながらレースウィークを過ごすことができました」

「初めてだらけのNASCARでしたが、TGRファミリーの温かさ、キズナも感じることができ、ボク一人じゃない、皆と一緒に戦えていると思えました」

「また、日本ではスタートが深夜3時という状況の中で、ボクのデビュー戦を見守ってくださったファンの方々にも感謝しています。遠く日本からの声援も、僕の大きな力になりました。僕を支えてくださった方々、応援してくださった方々、すべての皆さんにあらためて本当にありがとうございましたとお伝えしたいです」

「今回、ボク自身すごく楽しかったですし、こうして実際に戦ってみてやはりアメリカの三大スポーツのひとつで日本人ドライバーが活躍するというのはひとつの夢と感じました」

「今回の経験でNASCARがどういうものか、エンジニアやメカニックがどう働くのかなどが理解でき、すごくいい経験になりました。またチャンスをいただけるのであれば是非再挑戦したいと思います」

【STINGER】
Photo by GAZOO RACING

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