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アルファタウリ陣営のメキシコGP初日–上々のスタート

予定通りに初日のプログラムを進めた。

アルファタウリ陣営は、連戦で迎えた高地メキシコの初日を順調にこなした。午前中には、レッドブルの育成ドライバーであるイザック・ハイジャールが角田裕毅のマシンに乗り込んで初めてのF1マシンを体験した。

イザック・ハジャール
フリー走行1回目:1分21秒941(17番手/25周)
「人生最高の日だよ! F1に乗るのは初めてで、信じられないような経験だった。もう、うれしいくてうれしくて!」

「操作の手続きを覚えなくちゃならなかったし周囲のクルマに注意するとか、いろいろなことがありすぎて、最初は圧倒されて大変だったけど、すぐにリズムをつかんで自信を持って走れた。最初の走行では、走るだけで苦労したけれど、最後の走行ではペースがかなり良くて安定していたし、ソフトコンパウンドでも数周はなんとかイケました」

「本当にいい経験になったし、今はマシンに戻るのが待ちきれないよ」

ダニエル・リカルド
フリー走行1回目:1分20秒568(8番手/30周)
フリー走行2回目:1分19秒002(6番手/31周)
「オースティン以来、マシンに戻って走り続けたいと強く思っていた」

「先週のレース後、発見がたくさんあって、自分たちにペースがあることを証明したいと思うようになった」

「今日はとてもいい1日だったよ。ここは楽しいし、クルマもしっかりしていた」

「スプリントの週末と違って、いろいろ試す時間がある。セットアップも順調に進んだし、いい位置にいると思うので、このパフォーマンスを明日につなげられると確信している」

「フィールドは接近していて、他のチームが何をやっているのか正確にはわからないが、今日のクルマの感じは悪くなかった」

角田裕毅
フリー走行2回目:1分19秒290(12番手/34周)
「マシンの主要パーツをいくつか交換したので、日曜日の決勝は最後尾グリッドからのスタートとなるけれど、今日は予定のプログラムをほとんど消化できたで満足しています」
「クルマはバランスの面で少し変わった挙動を示し、予想外のことで苦戦することがいくつかあったので、今夜はその原因を理解することに集中します」

「明日に向けて改善できる部分もあるけれど、グループとして多くのデータを集めたので、それをチームとしてまとめてい明日に備えます」

ジョナサン・エドルス(チーフ・レース・エンジニア)
「今日のFP1ではイサックが裕紀のマシンをドライブしたけれど、モンツァと同じダウンフォースレベルで、スタートがグリーンのコースということで、フリー走行ではルーキードライバーにとっては難しいコンディションだったけれど、イサックは我々が要求したことをすべてこなしてくれた。彼は有益なエアロデータを集め、競争力のあるラップタイムを記録しました」

「FP1でのダニエルのテーマは、オースティンでマシンに戻ってからの知見に基づくセットアップ作業で、興味深い方向性を探って、FP2にも反映させました」

「FP1ではタイヤと、汚れと凸凹で低グリップの路面に対応して最適なセッティングを理解することがトピックとなったけれ、基本的に限界はフロントエンドにあった」

「FP2でマシンに戻ったユーキ(角田)は、FP1を欠席していたため、マシンのフィーリングをつかむのに時間がかかったけれど、ソフトコンパウンドのショートランの時点では、そこそこのタイムが出ていた」

「ダニエルはユーキより30周も多く周回を重ね、マシンのポテンシャルを示すことができた」

「日曜日はパワーユニットを交換する必要があるユーキは最後尾グリッドからのスタートとなるが、今日のペースを考えれば、ダニエルは明日のQ3進出を狙えると信じていて、残りの週末に向けても楽しみな状況です」

【STINGER】
Photo by Scuderia AlphaTauri

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