アルファタウリから『ビザ・キャッシュ・アプリRBフォーミュラ・ワン・チーム』へ!
アルファタウリF1チームから名称変更した『ビザ・キャッシュ・アプリ・RBフォーミュラ・ワン・チーム』は、2024年シーズンを前に、チーム強化の一環として、経験豊富な3人をマネージング・グループに参入することを発表した。
ティム・ゴス(Tim Goss)が、チーム代表の直属のチーフ・テクニカル・オフィサーに就任。FIA(国際自動車連盟)のテクニカル・ディレクターから転身したゴスは、10月からVisaキャッシュアプリRBでF1の最前線に復帰。マクラーレンで28年間培ったキャリアを通活用することが期待されている。
アシスタント・レース・エンジニアからビークル・パフォーマンスの責任者を努めたゴスは、2013年からテクニカル・ディレクターをこなし、アイルトン・セナ、ミカ・ハッキネン、ルイス・ハミルトンの3人で合計5回のドライバーズタイトル獲得に貢献、2021年にFIAのシングル・シーター・テクニカル・グループに加わり、2023年にテクニカル・ディレクターに就任した経歴を持つ。
「VisaキャッシュアプリRBのスタートに参加できてハッピー。チーム代表のローラン・メキエスやテクニカルディレクターのジョディ・エギントンと共に働くことを楽しみにしています。エキサイティングな挑戦が待ち受ていますが、チームはそれに真正面から立ち向かうための十分な準備が整っていると思います」。
また、ギヨーム・カッテラーニはデピュティテクニカルディレクターとしてチームに加わり、テクニカル・ディレクターのジョディ・エギントンの直属となる。
ロータス、マクラーレン、そしてレッドブル・テクノロジーで15年以上のF1経験を積んだギヨームは、エアロダイナミクス、車両性能、テクノロジーに焦点を当て、マシンのパフォーマンス目標を達成するためのリーダーシップを発揮することが期待されている。
「VisaキャッシュアプリRBチームを次のレベルに引き上げる機会を得られてハッピー。ジョディやテクニカル・チームのメンバー全員と協力して、チームを前進させ、トップを狙えるマシンを作り上げることを本当に楽しみにしている。
また、ベネトン、ルノーF1、ロータスF1、ルノーF1、アルピーヌF1とさまざまな名前で知られるチームに34年以上勤務し、2012年から2023年後半までスポーツ・ディレクターを務めたF1エンジニアのアラン・ペルマネが、レーシング・ディレクターに就任。チーム代表の直属となる。
「数カ月の休養の後に再びレースに戻れるのは素晴らしいことです。長年の経験で、このチームのメンバーがどれだけプロフェッショナルで競争力があるかを知っています」
ピーター・バイエルCEOは、今回の人事について、「これらの人事は、Visa Cash App RBにとって力強い前進です」と前置きして、続けた。
「ギヨームとアランの起用は、マシンの設計と開発、そしてサーキットでのパフォーマンスを向上させるだろう。そして、10月にティムが着任することで、私たちは次の段階に進み、チームの長期的な成功を確かなものにする体制の主要要素を整えることができるはずだ」
ローラン・メキース・チーム代表
「ティム、ギヨームとアランの起用は、チームに勝利に関する膨大な専門知識を加えるものであり、彼らがチームをF1における次のレベルへと導いてくれることを確信している。ティム、ギヨーム、アランのような高度なスキルを持つ人材をチームに迎え入れることで、私たちの能力はさらに高まり、ファクトリーでもサーキットでもVisa Cash App RB F1チームの最高の技術基準を満たすことができるようになるでしょう。
ジョディ・エギントン・テクニカル・ディレクター
「ティムとギヨームと一緒に仕事ができることをとても楽しみにしている。ギヨームが空力とビークル・ダイナミクスに集中することで、今年のマシンに磨きをかけ、発展させることができると信じています」
『ビザ・キャッシュ・アプリRBフォーミュラ・ワン・チーム』の唯一の欠点は、名前が長すぎること!?
[STINGER]山口正己